9月入学問題が見送りになりそうです。賛成派だった私としては残念な限り。
であるならば、学習の遅れをこれ以上悪化させないため、そしてコロナの第2波、第3波への備えとして、ぜひとも進めてもらいたい授業のオンライン化。
文部科学省さん、お願いしますよ…と思い、休校になってからというものの回遊先となっている文部科学省のホームページをのぞいてみました。
その結果、思いのほか(と言ったら失礼ですが)、文部科学省の取り組みがマジモードで進んでいるということがわかりましたので、見つけた情報を自分なりに整理しておこうと思います。
本気の文部科学省
8月には特定警戒都道府県でオンライン化を目指す
下記のスライドにけっこうさらっと書いてありますが、「8月には、特定警戒都道府県として指定された等優先すべき地域(13都道府県)でICTを活用したオンラインによる家庭学習が全ての児童生徒に可能な環境を実現します。 」
だそうですよ。
え、8月って、今年の8月ですか?
っていうぐらいスピーディーですよね。でも、令和2年度の「緊急対策」と言ってるぐらいなので、おそらく今年のことなんですよね。
ほ、ほんまかいなー。
思わず、「予算どうするのー」と、会社員らしいつっこみをしてしまいそうになります。
東京都は、いち早くインフラ整備にかかる経費を予算化した、というニュースを以前見ましたが、他の地域はどうするんですかね。
と思ったのですが。
既に予算化されている1人1台構想
さらに調べてみると、令和元年度補正予算の中で「GIGAスクール構想」として、2,318億円もの予算がすでに計上されているではないですか!
お子さんを持つ親御さん、ご存知でした?
(以下の右上に、予算が小さく記載されていますね。)
参照:令和元年度補正予算(GIGAスクール構想の実現)の概要
そもそも「GIGAスクール構想」って?
唐突に出てきた「GIGAスクール構想」なるもの。
それなーに?という感じなのですが。
ギガバイトの「ギガ」ではありません。
Global and Innovation Gateway for All の略で、簡単に言うと、児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するための取り組み、ということのようです。
どんな風に1人1台が導入されるのか
いざ始めようと思うと、1人1台端末を配布して終わり・・・では当然なく、そこそこの容量に耐えうるネットワーク環境が必要だし、教育委員会や学校もそれなりの対応が迫られるでしょう。
端末にしてもネットワークの整備にしても、どれほどの事業者が関わるのかと思うと、本当に壮大なプロジェクトですね。
当初、以下のようなロードマップを策定していたらしいのですが。
参照:GIGAスクール構想の実現のロードマップ
今はもっと急ピッチで推進しているようです。
今回は緊急対策なので、”走りながら考える”という状況なのかなと推察しますが、、、本来であれば最も大事なこと。
一番気になるところ
結局、こういった環境を整えることによって「何を実現したいのか」というところ。そこが親としても気になるところですよねぇ。
ということで、その答えとなりそうなところを、またまた資料から抜粋。
参照:「GIGAスクール構想の実現」及びICTを活用した取組事例に関する資料(情報提供)(令和2年5月26日)
う~ん。あんまりピンとこないな~。
ちなみに、こんなプロモーションビデオも作っているようです。
まぁ「何をするのか」については、正直これからなんでしょうね。
でもいいんです。
緊急対策としてのオンライン化はとっても有難いし、ぜひ文部科学省、教育委員会、学校には頑張ってもらいたい!!
一保護者としてできることはないかもしれませんが、オンライン化のために協力できることはしていきたいな、と思っています。
あとは、実際に授業をする現場の先生方へ。
気絶するほど大変だと思いますが、授業のオンライン化はリアルな授業をそっくりそのままオンラインで再現することではないですから。
ここは「こうあるべき」にとらわれず、諦めるところは諦め、オンラインの良いところは活かし、オンライン授業を実現頂くことを期待したいと思います。
まとめ
ということで。
文部科学省がアツく進めている「GIGAスクール構想」のお話でした。
最後に、文部科学省の本気度が伝わる記事がありましたのでリンクを貼っておきます。子どもの学習を不安に思っている保護者を勇気づけてくれるような記事です。
課長さんガンバレ。
(おわり)
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