人事評価、評価されやすいの自己評価の書き方を課長の立場で教えます

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こんばんは、わだちです。

人事評価にまつわる話を何回かにわけて書いてきました。今回はその最後の記事です。

管理職ワーママが語る、時短者が人事評価で不利にならないために一番大事なこと
時短ワーキングマザーにも知ってほしい人事評価の種類
時短ワーキングマザーが「評価されない」と感じたときに考えてほしいこと
管理職ママ目線、時短ワーママの人事評価との付き合い方
ワーママ課長が考える目標管理制度(MBO)の攻略方法
ワーママ・時短者に必要な報連相のポイント4つ

前回の記事で、報連相に関する注意点を書きました。今回は、評価前のPR(プロモーション)に関する注意事項を書きたいと思います。

評価の種類ごとに対策が異なりますので、こちらの記事もご覧ください。

時短ワーキングマザーにも知ってほしい人事評価の種類
時短ワーキングマザーが人事評価で不利にならないためには、まず自社の評価制度について調べてみましょう。コンピテンシー評価、業績評価、能力評価。勤務先の評価制度の仕組みを説明できますか?

 

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自己評価ではがんばって自己PRしよう

年度末の評価の前に、PRをできるタイミングが設けられていたら、ぜひ有効に使いましょう。

業績評価の自己評価のポイント

目標を立てる時も、日ごろの報連相も、”内容を具体的にすること”が重要だと書きました。自己PRも同じで、具体的であることが大事です。

例えば、「新規提案10件」という目標だったら。

当初の目標を超えて「新規提案11件」を達成しました。

という結果だけを書く(言う)のではなく、

当初の目標を超えて「新規提案11件」を達成しました。これは前年比120%の達成状況です。
部内の平均と比べると標準的な件数ではありますが、他のメンバーがおおよそ100時間かけて行っているところ、私は80時間で完了させることができました。(投入工数は部平均時間の80%程度)
また、〇〇様への提案により△△という成果があり、このノウハウを部内で横展開し、部全体のスキル向上に貢献しました。
来年は、××の活動に繋げていきます。
のように、数値や具体的な内容を説明しつつPRすること。
年度末の自己PRで、自分の成果を語る部下はもちろんいますが、ここまで数値を用いて説明してくる人はあまりいないので、これができているだけでも「PDCAをちゃんとまわせているな」という印象を与えられます。(※やりすぎたり、他者を否定することのないよう気を付けましょう。)

コンピテンシー評価、能力評価の自己PRポイント

コンピテンシーや能力といったものは数字で表現しにくいところもありますよね。

まず、コンピテンシー評価や能力評価のポイントは、行動の事実やできるようになったことを自分なりに記録しておくことが大事です。これは年度末にまとめてやると自分でも思い出せない可能性があるので、日ごろからメモをしておく方がベター。

例えば、以前の記事の例で、

顧客第一の考えを持ち、会社で決められたプロセス以外にも積極的に顧客とコミュニケーションをとる

というコンピテンシーがあったとしたら。

私だったら、実際に、顧客とのコミュニケーションをどんなタイミングで何回行ったのかという分析、コミュニケーションを行ったことによる成果をまとめてみる、担当する顧客から自分の評価に対するヒアリングを行い、それをPRの材料にする。などをやると思います。

こういった、客観的な事実を提示すれば、評価者も無茶な評価はできないはずなのです。

なぜ自己PRをした方がいいか

ここまで「自己PRをちゃんとしよう」ということを書きましたが、「自分はそういうのはちょっと…」と思う方もいると思います。

でも、なにもゴリゴリ行く必要はないのです。

自分は、時間はかけられないけれど、会社や上司の期待をくみ取って真摯に仕事に向き合っていますよ、という姿勢を見せるのが大事なのです。

あと、あなたの成果を上司が100%把握できているわけではありませんから、客観的な数値で示すことが重要なのです。

さらに、こういった姿勢を示すことで次の仕事にもつながりやすくなるんじゃないかな、と思います。

自己評価を高くつけるのは有効か?

自己評価を高くするべきか?(高くしておいた方が有利か?)

という質問に対しては、わたくし個人の意見にはなりますが・・・「やりすぎ注意。やってもメリットはない。」と考えます。

アンカリングを狙うという話も聞きますが…。

先行する何らかの数値(アンカー)によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のことをさす
Wikipediaより引用

私個人としては、評価はやはり自社のルールに基づいて行うものなので、自己評価の高すぎる人は「自分を客観視できていない人」と見えてしまいます。

私が自己評価をするときは、できたことはもちろんアピールするけれど、できなかったこともちゃんと真摯に受け止める。全体として、上司から受けるであろう評価(会社の基準に照らし合わせた評価)と近い自己評価をつけるようにしています。

まとめ

ということで、「管理職ママ目線で語る時短者の人事評価との付き合い方」でした。

(おわり)

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