ワーキングマザーとしての仕事のコツっていっぱいあると思うのですが、ワーママ管理職として1つ挙げるとすると、とにもかくにも「仕事を自分で抱え込みすぎないこと」ではないでしょうか。
昨年はいろいろな事情でそうはできず・・・とても苦労しました。
管理職にもいろいろなタイプがいます
でも、やむを得ず仕事を抱え込んでしまうケースから、進んで?自分がなんでもかんでも関わろうとするタイプの課長もいます。人のやることを常に監視したいタイプ。そういうのを以下の記事によると「X理論型」組織というそうです。
X理論型の組織は、社員の一挙一動をコントロールするため多くの管理職を必要とし、組織が頭でっかちになる。
Y理論の前提は以下の通りである。従業員は仕事を嫌うことなく、自主的に自分にできる仕事を探す。目標を他人に設定されるより、自分で設定することを好む。責任回避はせず、逆に責任を持ちたいと考える。また、Y理論のマネジャーは参加型で権威を分散化したスタイルで管理する。
そして、X理論の根底には「人間は本来怠けるもので、放っておくと仕事をしなくなる」という考え方があるそうなんです。だから、命令と強制といったマネジメント手法をしてしまう、と。
自分が一スタッフの時を考えてみると、まぁいろんな上司がいましたが、割と自由に任せてくれる人の方が多かったため、伸び伸びやってこれたような感じがします。
あなたの周りにもX理論タイプの上司がいませんか?
令和の時代ですから、あからさまなパワハラ上司は減ってきていると思いますが、それでも監視型タイプの上司、いますよね。失礼ながらやはり50代以上の男性に多いような気がします。
でも、わかりやすいタイプはまだいいんです。
面倒なのは、表面上は「部下の自主性を重んじる」「自分は理解があるタイプ」を装いながら本心はそうでないタイプ、です。「隠れX理論型」とでもいうべき人。一見穏やかでいい上司に見えて、実は嫉妬心や支配欲も強い。こういうタイプの上司も過去いました・・・。
こういうタイプに限って、いざという時に「やり方が気に入らない」というような理由で人の足を引っ張ろうとするからタチが悪い。もちろん「やり方が気に入らない」とは言えないから、尤もらしい理由をつけるんですけれども、「論点そこじゃないよね」「その理由後付けだよね」感がはんぱない。
こういうタイプが上司だと、部下としては早々に「X理論」型だと見抜かないと仕事が手戻りしやすいので注意が必要。
「X理論」の考えに共感する部分はゼロではないし、時と場合によりX寄りになってしまうこともあります。
ワーママ課長におすすめ「Y理論」型マネジメント
ワーママが管理職になるならもちろん「Y理論」がおすすめです。むしろ、「Y理論」でないと仕事が回らないと言ってもいいでしょう。
もちろん、前提として会社の職務権限に関するルールは守らないといけないです。課長としての責任と権限はセットですから。
でも、できることはどんどん部下に振っていった方が自分が抱えすぎず絶対にいい。自分に近いレベルで仕事を任せられる部下を増やしていったり、そこまでは難しくても「この部分なら任せられる」という範囲を広げていくことだと思います。
注意点は、放任すぎだと部下側も「放っておかれている感」を持ってしまうことと、時には、流れを見極めて交通整理しないと道がそれてしまうこともあるということ。
「任せる」と「介入」のバランスがすごく難しいな。。。といつも思います。
「X理論型」には疎まれる「Y理論型」
そして、やっぱり「X理論型」から見ると、こういったマネジメントスタイルは「管理者としてちゃんと仕事をしていない」ように見えてしまうようですね。なぜなら「X理論型」の人にとって、部下への命令や強制がアイデンティティになってしまっているから。
私なんて、子どもが小さいワーママ管理職ですから余計にそんな目で見られがちです。
まとめ
結局のところ、仕事の成果は一人で出すものではなく「組織」で出すものですから。「X理論型」だろうが、「Y理論型」だろうが組織として成果が出ていればどちらでもいいんでしょう。
パフォーマンスが上がらなければ組織を変えるのか人を変えるのか。それは会社が判断すること。
もし、管理職の打診をされているワーママがいたら、こんなマネジメントもあるよ、と知っていただけたらなと思います。
(おわり)
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