月曜日。なんだかんだでコロナ対応に追われています。
こういう緊急事態の時って、その人の人間性みたいなものが出るなぁと思います。自分の家族、自分の業務がどうなるかだけしか興味がない人もいる。
私はそうありたくはないと思っているけれど、私みたいなタイプもまた人から見れば「余計なことに首突っ込んで」と見えるのかもしれない。私が正しいとも限らない。
先週のこと
先週のとある日。息子にふと聞いてみました。
働いているママと働いていないママどっちがいい?
働いているママがいい!
そっかぁ。(ホッ) どうして?
働いてお金もらった方がいろいろ買えるじゃん!
ま、まぁ・・・確かに。
少し前に、息子がお金の大切を理解していないようなワガママを言ったときがあって、その時に、
パパとママが頑張って2人で働いているから、食べ物を買ったり、息子の洋服やおもちゃ買ったり、みんなで旅行ができるんだよ。
というようなことを言い聞かせたんですよね。その影響かとは思うのですが・・・。
コロナ問題に際し、なぜ働く道を選んだのか考えてみる
そして、以下の記事にも書きましたが、今こんな状況だからこそ「働く理由」について考えるきっかけになっています。
「人はパンのみにて生くるものに非ず」
お金は大事なのは大前提として。でも、それだけじゃないよな…と。そして、”お金のためだけじゃない何か”がある方がきっと働くことへのモチベーションも上がるはず。と信じています。
もし、子どもがいつか「ママはどうして働くの?」と言われた時に何と答えるか・・・考えてみました。
子どもへの説明には向かない理由もありますが、私の場合はこんな理由です。
仕事ってそもそも楽しい!
仕事が大変なのは間違いないですが、仕事を通じていろいろな人に出会えたり、(こんなに家では超適当なママでも)仕事で人の役に立てたりする。それに、人間はそもそも新しいことを覚えたり自分が成長できることに喜びを覚えるもの。だから仕事は楽しいことでもある。
親の背中を見て出来上がった私の価値観
私は、実家の父母の働く様子を子どもの頃からずっと見てきました。
うちの両親、そこそこ波乱万丈な経歴でして・・・私がもう少し若い頃はそんな無計画(に見える)親の人生に嫌気がさしていた時もありました。
でもこの年になって。
ある時、両親の働く姿をずっと見てきたからこそ、今の私の価値観が出来上がっているんだな・・・ということにふと気づいたんです。それに気づけたときはよくわからないけど涙が出ました。
両親は無茶な部分もありましたが、ずっと変わっていないことは、「人の役に立とうとすること」と「どんな時にも真面目に地道に働くこと」でした。そして、経済的な問題もあるけど、あの年になっても、今もできる範囲での仕事をしている人たちです。
だから私も、どういった形であれ「人の役に立つ仕事」を「真面目に長く続けたい」と思っています。これは私にとって働くうえで一番大事な価値観。私が両親からもらった何物にも替えられない価値観であり、息子に受け継いでいきたい価値観でもあります。だから、私自身が息子にそういった親の背中を見せることで息子に伝えていきたい。
(ここを見てくださる方はワーキングマザーが多いと思いますが、専業主婦の方を下げたいわけではありません。置かれた環境で、誰か人のため(家族でもいい)になることをしている人は素晴らしい、と思っています。)
長い目で見た家族の安心のため
そんな感じで、私に大事な大事な働くことに対する価値観を教えてくれた両親ですが、その分経済的にはとても不安定です。結婚した時から、いつか親への経済的援助が必要になるかもしれない…と思って私も覚悟しています。もしそうなった場合、親世代のつけで夫や息子の将来の生活を脅かすわけにはいかない。だから私は働き続けることについても、結婚した時に覚悟しました。
そして息子のこと。
予定では2人子どもが欲しかったけれど、まぁいろいろで一人っ子にしてしまいました。その分、将来の教育費は2人に比べれば軽いけれど、兄弟がいない分、私と夫の介護に将来困らないよう少なくともお金は貯めておこうと思っています。せめて経済的な負担はかけないように自分たちの老後の準備をしておくことが、息子のためにできること。
まとめ
ということで。私が働くことを選択した理由、でした。
今まで書いたこと、そして家事がそんなに得意ではないこと、などトータルで考えて、やっぱり私には働く道しかない。ママにだってママなりの夢がある。夢の話はまたいつか。
皆さんもこんな時だからこそ、何のために働くのか、自分が大切にしたいことは何なのか、考えてみてはどうでしょうか。
(おわり)
コメント