子育ての中で「こんな子になってくれたらいいな」という欲目が親なら一つや二つあると思うのですが。笑
その一つが、「一緒にたくさん本を読みたいな」「自分と同じような本好きの子になって欲しいな」ということ。
子どもにあまり強要することはしたくないし、自然に本好きな子になるためにはどうしたらいいのかな・・・と、それとな~くそっち方面に誘導していますが。
小1男児、今のところ、どちらかと言えば本好きな子になってくれている気がします。
どうすれば本好きになるのか
私の場合
子育て論でn=1の話はあまり意味がないことはわかっているのですが、自分が本好きになったを経緯を考えてみると・・・
「1.親も本を読んでいた」「2.読書をほめられた」「3.本に関する想い出がたくさんある」
そんなところでしょうか。
自分の読書歴を振り返ると。
自分で本を選ぶようになった小学生から20代ぐらいまでは、とにかく物語が好きでした。
妊娠から産後しばらくはほとんど活字を受け付けない空白の期間を経て。
30代後半からは、子育て関連・ビジネス本・自己啓発本に目覚めて今に至ります。
趣味嗜好は変わってきているけれど、共通しているのは、私にとって本は「世界を教えてくれるもの」だということ。
↓そんな私が今読んでいる本たち↓
話を戻して、私が本好きになったと思われる理由。
「親も本を読んでいた」
おそらく一番の要因は、やはり親の姿なんじゃないかなと思う。
小さい頃から読み聞かせもたくさんしてもらっていたし、親が本を読む姿もよく見ていた。
父は、歴史や政治経済の本、母は、遠藤周作さんや三浦綾子さんなどの小説をよく読んでいた。
今も実家には本がたくさんあるけれど、それを読んでいる様子はあまりない。
そんな両親を見ていると、読書にも、寿命があるのだなと思う。
健康な体と気力?がなければ読書も続けられないのかもしれないと、ふと寂しい気持ちになる。
だから私も、読めるうちにたくさん楽しみたいな、とも思う。
そして、2つ目の理由。
「読書をほめられた」
今でも覚えている。
小学校低学年の頃、大好きな先生にほめられたのだ。
「〇〇ちゃんは、本をたくさん読んでいるから国語が得意なんだね」
* 今時の小学校は女の子でも男の子でも「さん付け」で呼びますが、当時はちゃん付けでしたね。
なんだか誇らしかった。
あの言葉が、その後の「本好きな○○ちゃんとしての人生」を道づけてくれたような気がする。
「本に関する想い出がたくさんある」
そんな、本好きな○○ちゃん(私)の人生には、振り返るとほんのり温かい気持ちになれる、本に関わる想い出がたくさんある。
- ぐりとぐらのおいしそうなカステラ
- 「ぐりぐら、ぐりぐら」のリズムと母親の声
- 「そらいろのたね」の青さに心惹かれた(中川李枝子さん好きです。笑)
- コロボックルシリーズのあの絵
- ズッコケシリーズのズッコケ具合
- 「赤いハンカチのひみつ」の感想文で市の賞をもらった
- 思春期に「折原みと」作品を制覇
- 折原みとさんが「星の王子さま」を教えてくれた
- 「大切なことは目に見えないからね、心で見ないとね」
子どもの頃だけでも、書ききれないほどの思い出たち。
この中でも一番は、「ぐりとぐら」。
息子が生まれ、当たり前のように「ぐりとぐら」を買って読み聞かせをしていたのですが、「ぐりぐら♪ぐりぐら♪」というところの読み方(リズム)が、ある日、母親そっくりだということに気づいたこと。
30年越しで親の愛情を感じられるなんて・・・。
本当に本って素晴らしい。
息子にも、こういった思い出が残せていたら、こんなに嬉しいことはありません。
そうか、なんかちょっとわかった気がする・・・。
(つづく)