”新しい生活様式”についての雑感、共働きの脆弱性を痛感

未来 日常
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政府の専門家会議がまとめた「新しい生活様式」なるものが発表されましたね。

新型コロナ防ぐ「新しい生活様式」 実践例の全文 - 日本経済新聞
政府の専門家会議がまとめた「新しい生活様式」の実践例は次の通り。【一人一人の基本的感染対策】▽感染防止の3つの基本(1)身体的距離の確保(2)マスクの着用(3)手洗い・人との間隔は、できるだけ2メートル(最低1メートル)空ける・遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ・会話をする際は、可能な限り真正面を避ける・外出時、屋内にい...

 

いきなりですけど、これ、言っている内容は目新しいものなんて一つもないんです。

外出自粛中の今の私たちにとってはどれも至極当たり前のこと。

 

 

批判している人もたくさんいますが、大事なことは中身ではないんです。

 

この「新しい生活様式」なるもの、いつになるかわからないけれど、コロナ後の私たちの生活の標準になるかもしれないということ。

即ち、たとえコロナが落ち着いても、私たちの暮らしの価値観は、コロナ前には戻らない・戻れない可能性があるということ。

 

そう、まさに・・・

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今、まさにNew normal の境目に私たちは立っている

私たち家族にとっての「新しい生活様式」

感染予防の行動は今後も当然のこととして。

「新しい生活様式」の各項目のうち、コロナ前からすでに行っていることもありますが、あらためて自分たちの暮らしに影響がありそうなのは・・・

買い物
・通販も利用
娯楽、スポーツなど
・公園はすいた時間、場所を選ぶ
・筋トレやヨガは自宅で動画を活用
・予約制を利用してゆったりと
食事
・持ち帰りや出前、デリバリーも
・屋外空間で気持ちよく
・料理に集中、おしゃべりは控えめに
・お酌、グラスやおちょこの回し飲みは避けて
働き方
・テレワークやローテーション勤務
・時差通勤でゆったりと

「新しい生活様式」より抜粋

こんな感じ。

具体的にどう変わっていくのか

まず、買い物は大きく変わっていくでしょうね。

今も、我が家は食材は宅配も利用しているし、楽天・Amazonの利用も多いです。その流れは必至でしょう。

 

それから、レジャー。

我が家は家族そろって人混みやハードスケジュールの旅行などは好きではないのですが、それでも休める日は世間の休みと同じなので、どうしても混雑期のレジャーになってしまいます。

 

今まで以上に、人混みを避け、公共交通機関の移動も避け、国外への移動も躊躇しそうです。今のように、いかに「おうち時間」を快適にするか・・・という方向にレジャーも変わっていくのかもしれません。

 

そして、食事。

週末はよく外食をしていたので、我が家にとっては辛い状況。今後、持ち帰り・宅配・中食の文化も一層発展していくのでしょう。

食事って、コミュニケーションとしても重要だったと思うのですが、外での食事の考え方は変わっていくのでしょうね。歓送迎会、飲みニケーション、ママ友のランチ・・・といったものもなくなっていくのかもしれません。

 

こういった、それぞれの側面での「新しい生活様式」。

 

個人だけではなくて、社会全体や企業で考えた場合、それについていけないビジネスはきっと淘汰されていくのでしょう。

一方、才覚のある人にとってはこの上ないビジネスチャンスでもある。

 

そして、私が何より気になっているのは・・・。

共働き世帯の脆弱性を露呈したコロナ禍

私たち共働き世帯は痛いほどわかってしまった。

共働きというシステムの脆弱性を。

 

親は満員電車に揺られ毎日会社へ通勤。

子どもは3密の学校へ毎日登校。そこからさらに3密の学童へのはしご。

 

 

週末、祝日、長期休暇は、混んでいるとわかっていてもそこでしかレジャーに行けないから人混みの中、束の間の休暇を楽しむ。

 

子どもが体調不良の時。

仕事はなかなか休めないから、少しぐらいの咳や鼻水ぐらいの症状があっても、元気があるのなら保育園・学校に行かせてしまう。

 

今まで、子どものことを考えて胸が痛むことはあったけれど。これがコロナだったらと思うとぞっとしてしまう。

 

そして、本当にコロナだった場合、赤江さんのケースのように親だけが感染した場合に子供の面倒は誰が見るのか。いつもだったら祖父母に頼める人も、コロナならば高齢の親にも頼れない。

 

これが共働きの現実。

今までの生活の、なんと脆かったことか。。。

 

 

だからと言って、共働き世帯が減るかと言えば、きっとそうではないですよね。

 

 

余裕のある家庭ならどちらかが辞める選択肢もあるかもしれないけれど、そもそもなぜ共働き世帯が増えたかと言えば、そうしないと生活できない、子どもの教育費や自分の老後資金もままならないからというのも大きいわけで。

こんな時こそ考えてみよう、ワーキングマザーの働く理由3つ
コロナ対応に追われています。こういう緊急事態の時って、その人の人間性みたいなものが出るなぁと思います。自分の家族、自分の業務がどうなるかだけしか興味がない人もいる。今こんな状況だからこそ「働く理由」について考えるきっかけになっています。

 

となると、変えなければいけないのは・・・。

コロナ後にどんな働き方をするか

ということですよね。やっぱり。

 

「新しい生活様式」にある働き方に関する内容も、書かれていることは、今となってはどれも当たり前なのです。

でも、それがコロナ後にどうなるかは別問題。実際問題として、自分の勤務先でどう組み込まれていくかはまだわかりません。

 

在宅勤務はコロナ後も消えないで欲しい・・・と個人的には思いますが、そう感じていない人も当然ながらいます。

在宅勤務「定着する」8割強、一般化で副業や地方在住の増加が予想 - BCN+R
ビッグローブは、新型コロナウイルス感染症の影響によって在宅勤務を行っている男女を対象に実施した「在宅勤務に関する意識調査」の調査結果・第3弾を5月7日に発表した。

シェリル・サンドバーグさんの「LEAN IN」という本にこんな一節があります。

「自分と家族にとって一番大事なことをできるだろうか」

 

 

この言葉の意味を今ほど考えたことはありません。

 

子どもを預けて働くことの意味を・・・、「今のままでいいのか」という答えの出ない問いを・・・、今あらためて考えてしまいます。

 

コロナ後、働き方をドラスティックに変えられるかまだはわかりません。

 

でも最低限、子どもの体調不良の時。今までだったら登園・登校させていた軽微な症状であっても、子どもは休ませ、自分も仕事を休み(または在宅勤務)にしないといけないでしょう。それが許容される社会であって欲しい。

 

そして、親も。全てを学校任せではなく、その間の学習の遅れは自分で取り戻す・・・というぐらいに思わないといけない。

 

そういう意味で、私自身、子どもの学習へのマインドセットができたことは、今回の休校で良かった点とも言えます。

まとめ

世の中、自粛解除・休校解除の方向に徐々に流れていますね。

 

6月から休校解除になったとして。

正直、3密の学校&学童に通わせることには大きな不安があります。でもみんなそんな考えでは学習は進まない。もちろん仕事も続けられない。でも・・・。

東京はオンライン授業に向けた予算を計上したと小池さんが言っていましたが、地方はどうなるでしょう。

 

私が過敏なだけなのでしょうか。

 

働き方のNew normalだけは答えが出ずにいます。他のワーキングマザー仲間の皆さんはいかがでしょうか。。。

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