こんばんは、わだちです。昨日の続きの記事です。
大人も勉強しよう!労働者の自己啓発の実態を調べてみた
時間のない社会人、みんなどの程度勉強・自己啓発しているのか?を調べてみました。自己啓発にかけた時間・費用、勉強の手段、どんなところに問題を感じているか。あわせて、私個人の状況も書いてみます。
今年勉強したい資格試験のための準備をしています。グダグダ言っていないで始めればいいとも思いますが、「なにを」「なんのために」「どうやって」学ぶかということを考える、つまりは戦略を立ててから臨んだ方がより効果的だと思い、時間をかけています。
大人の学習のポイント(成人学習論)
大人の学び方と子どもの学び方
ノールズという教育学者は、大人の学び方は子どもの学び方とは違う、大人向けの学びを子供向けの授業のようにしてはならない、と言っています。
子どもの学び方は、受け身で、カリキュラムを事前に準備しておく必要があり、教材やテストを用いる。
一方、大人の学びには以下のような特徴があるとされています。
・学ぶ目的がはっきりしていること
・実用的であること
・問題解決につながる内容であること
・自己決定的であること
・経験が大きな学習支援になる
・実用的であること
・問題解決につながる内容であること
・自己決定的であること
・経験が大きな学習支援になる
つまり、「なんのために学ぶのか」「この勉強が自分にとってどう役に立つのか」について十分考え理解し、それが今の自分の生活や仕事にとって有益であること。
そして、学ぶこと自体、あるいは学ぶための道具・手法・スケジュールを自分で決める。実際に学ぶときには、自分の経験と理論を結び付けながら理解することで大きな学びになる。ということですね。
つまり、大人の学びは、自分のために、自分で決めて、自分のやり方で学ぶということ。
余談ですが、先ほど「子どもの学びは受け身」と書きました。昔の教育学の研究ではそうだったかもしれないけれど、子どもの学びにも上記はあてはまるんじゃないかな…とも感じます。最近文科省も「アクティブラーニング」ということを言っていますから。
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。
(文部科学省のページより抜粋)
大人の効率的な学び方
100点をとる必要はない
資格試験を想定した場合、100点を狙う必要がない。最少の時間で合格するためには、学ぶべき項目(例えば試験範囲)をリスト化し、どこに力を入れ、どこを捨てるか考える。
この内容も、何の本だったか忘れてしまいましたが、何かのビジネス書に書いてあった内容だと思います。
それから、この後の3つは、メンタリストDaiGoさんの「超効率勉強法」を参考にしています。
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リソース戦略
リソースのどれを使うかをよく考え、前もって細かい取り組み方を決めておくのが「戦略的リソース利用法」です。
例えば、以下のようなこと。
- どんな資料、データ、テキスト、参考書があるか
- どんな勉強の機会(セミナー、勉強会)があるか
- サポートしてくれそうな人はいるか(その道に詳しい人など)
あと、本にはありませんでしたが、ワーママには「時間」が最も貴重なリソースでもありますので、自分に使える時間はどの程度あるか、どう捻出できるか、といったことも含めて考える必要があります。
効果的な読み方
大人の学びには「再言語化」も重要なポイントだそうです。その進め方は以下のとおり。「再言語化」とは簡単に言うと、学んだ内容を自分の言葉に置き換えること。
- 全体をざっくりと読む
- さらっと流し読み
- 「自分は何がわからないのか?」と問いながら読む
- わからないことに対し、自分の言葉で説明できるようにする
これはただの要約と違い、非常に頭を使う作業。だから理解のレベルを徹底的に深めることができる、と。
効果的な復習の方法
想起(=思い出すこと)はアクティブラーニングの一番大きな柱であり、その重要性は、いくら強調しても足りません。自分の勉強法を見直すときは、「思い出す作業をどこかに組み込めないか?」と考えてみてください。
そして、「思い出す作業(=復習)」をどのように行えばいいか。ここは忘却曲線の話ともリンクすると思いますが、この本では「学習→2日後→2週間後→2ヶ月後」という2×2のルールでの復習を目安にするといい、としています。
まとめ
ということで、大人の勉強法についてまとめました。この内容をもとに自分の勉強についても考えてみたいと思います。
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