はじめに
磐越自動車道でのマイクロバス死亡事故のニュースを見てから、気持ちが落ち着きません。
高校生の命が奪われたこと、親御さんのことを思うと本当に胸が痛みます。そして、わが家にも他人事とは思えない事情があります。
今回の事故をきっかけに、部活動の送迎の在り方も変わっていくのかもしれません。

ずっと抱えていたモヤモヤ
息子は小学生の頃、チームスポーツをやっていました。
遠征も多く、そういった時の送迎は、監督・コーチや保護者達が行っていました。高速道路を使うことも珍しくなく、ずっとどこか不安を抱えていました。
一つは、わが子を預ける不安。
監督・コーチや周りの保護者の方を信用していなかったわけではありません。指導陣は熱心でしたし、他のご家庭もみなさん忙しい中で時間を作り子どもたちのために動いていました。
それでも、「もし事故に巻き込まれたら…」と考えると怖かった。
「そんなに心配だったら行かせなければいい」という考えもあるかもしれませんが、それも子どもの経験を狭めてしまう気がしました。そして、もう一つの方法として、毎回、自分たちだけで送迎をする方法もありますが、それも現実的ではありませんでした。
少しでも不安を払しょくする方法として、時間が許す限り私もボランティアとして同行をしました。子どもだけで参加することもあったので、それが意味があったかと言われたらわかりませんが、それぐらいしかできなかったのです。
預かる側も不安
反対に、よそのお子さんを預かる側の不安もありました。
私自身、運転があまり得意ではなく、高速道路は今でも苦手です。近場はともかく、高速を使う遠征での運転は断っていました。
代わりに、比較的運転が得意な夫が都合のつく時に引き受けてくれていました。
なかには同調圧力で「たまには引き受けなければ…」と、少し無理をして引き受けてくれていたご家庭もあったと思います。私は夫のおかげで断ることができていましたが。
夫が配車を引き受ける時は、とても不安でした。
毎回、「気を付けてね、安全運転でね、頼んだよ」と呪文みたいに言って見送りました。無事に帰ってくると心の底からほっとしていました。
あの頃は、不安を抱えながらも他に選択肢があるわけでもなく、「何事もありませんように」とただ願うばかりでした。
今、また同じ悩みを繰り返している
息子は中学に入り、別のチームスポーツの部活に入りました。ちょうど今、試合の配車の話が出始めています。
あの頃を思い出して、漠然とした不安を感じていたところ、磐越自動車道でのマイクロバス死亡事故が起きました。
今回の事故の責任がどこにあるのか、それについて語るつもりはありません。
ただ、チーム活動を維持するために、現実的な費用で移動するために、他の人の運転する車に子どもを預けたり預かったり、という構造は多くのチームで存在しているはずです。
そして、多くの親が、多少なりとも不安を抱えながら送り出したり預かったりしているのだと思います。
子どもは少しずつ親の手を離れていきます。小学生の頃のように「できるだけ同行する」という方法も、もう現実的ではありません。
だから、今親ができることはなにか考えてみました。
自動車保険の中身を確認した
真っ先に考えたのは、わが家の自動車保険のことです。
よその大事なお子さんを預かることをあらためて考えたとき、自家用車の補償内容をもう一度確認することにしました。
小学生時代にスポーツを始めた時にも確認はしていたので、一般的な基準はクリアしていたという認識でいました。わが家が加入しているマイカー共済の現在の契約内容は、以下の通りです。
■ 現在の主な契約内容(見直し前)
・対人賠償:無制限
・対物賠償:無制限
・人身傷害補償:5,000万円
今回、一番気になったのは、「もし事故を起こした場合、家族以外の同乗者はいくらまで補償されるのか?」という点です。検索したところ、「同乗者も、対人賠償で補償される」という情報もありました。
わが家は対人賠償は無制限なので、それであれば安心です。
しかしながら、念のためと思い保険会社に電話で確認したところ、同乗者への補償については対人賠償ではなく「人身傷害補償(わが家の場合、同乗者一人あたり5,000万円)」が適用されるとの説明でした。
つまり、部活の同級生などを乗せて事故が起きた場合、補償額は同乗者一人あたり5,000万円、ということなのです。どちらの補償が該当するのか保険会社によって違う可能性もあり、注意が必要だと感じました。
少なくともわが家については、「万が一のことを考えると、一人あたり5,000万円ではちょっと足りないな」と感じました。
補償内容の見直し結果
同乗者の補償となる「人身傷害補償」の補償額の増額について確認したところ、年間の保険料の差額はおおよそこのくらいでした。
1億円:約+1,500円
2億円:約+3,800円
無制限:約+4,000円
正直、補償額を引き上げてもそこまで保険料は上がらないので安心しました。
さらに弁護士費用特約の追加が約+2,400円ほど。人身傷害を無制限にして弁護士特約を加えると、年間で約+6,500円程度になります。
事故後の相手方とのやりとりも含めて考えると、弁護士特約があった方が安心だろうと思いました。あとで後悔しないための安心料として、年間6,500円程度の増額は払う価値があると判断しました。
解決しない問題
今回、自動車保険の内容を見直したことで、わが家が他のお子さんを預かる側になった時の備えは、以前より整ったと思います。
でも、一方で、「子どもを預ける側の不安」は残ったままです。
当然ですが、他のご家庭の保険内容まで確認することはできません。
部活動やチームの中で、「任意保険加入必須」「対人無制限推奨」などの基準があれば安心なのかもしれませんが、実際にはそこまで細かく管理したり強制するのは難しいと思います。
結局のところ、完全に不安をなくす方法はないのだとあらためて感じています。
だからこそ、自分たちにできる備えをする、親が安全を軽視しない、子どもにも安全対策を伝える、そういった積み重ねしかないのだろうと今は感じています。
まとめ
不安が消えるわけではありません。子どもを送り出すたびに心配になることも、きっとこれからも続くと思います。
ただ、今回ニュースをきっかけに保険の中身を確認することができました。
できることをやっておく、今はそれだけだと思っています。
👉子育てのまとめページはこちら
