中学入学まであと3か月|小6家庭学習の今と、思ったより進まない現実

小6家庭学習(入学まで3ヶ月)
目次

はじめに

この記事は、「小6家庭学習シリーズ」の続編として書いています。

小5の終わりから中1ギャップを意識し、家庭学習の習慣づけや目的設定、教材選び、計画の見直しなどを続けてきました。

今回は、中学入学まで残り3ヶ月の現状を整理します。思っていたほど進まないというのが正直なところですが、その現実も含めて今の状態を書き残しておきたいと思います。

スタディ

教科別の進捗

まずは、教科ごとの状況です。

国語|教材選びは間違っていなかったと思っている

国語は、これまで書いてきた通り、ふくしま式で「3つのルール」を学び、その後は出口式で実戦中心の学習をしています。

論理エンジンは4年生分から始めて、現在は5年生の内容。親の目線では、この教材は本当によくできていると感じています。題材を一度音読してから問題に入るので理解が深まりやすく、設問も「考えさせる」ものが多い。問題のパターンも豊富で、学校の授業とは違った良い練習になっています。

目先のテストの点数が上がる、というタイプの教材ではありませんが、読み方や考え方の土台を作るという意味では、今の家庭学習スタイルに合っています。このまま継続して、できれば6年生分まで終えるというのが今の目標です。

算数|忙しさを前提に、順番を工夫してきた

夏休み以降、苦手単元と中学に向けた重要単元を意識して進めてきました。

夏休みは文章題(特に割合)を中心に取り組み、2学期は分数に集中。分数をこの時期に持ってきたのは、2学期は学校行事や習い事で忙しく、短時間でも取り組みやすい計算中心の単元にしたかったからです。

現在、分数はようやく一区切り。

冬休み以降は、再び文章題(今度は速さなど)に戻っています。「忙しい時期は軽め、時間が取れる時期に腰を据える」というやり方は、忙しかったこの2学期には合っていたと思っています。

英語|正直、ここがいちばん難航している

英語は、正直に言うといちばん遅れ気味です。2学期は英単語の練習を中心にしてきましたが、これがなかなか思うように進みません。

家庭学習でやろうとしている英語は、学校の外国語の授業とも違い、どちらかというと中学校の先取りに近い内容。そのため、子ども自身が勉強方法にまだ慣れていません。英語は他の教科よりも伴走が必要で、親と子の時間を合わせる必要があるのも地味に大変だと感じています。

ここは「慣れ」の要素も大きいと思うので、今はスピードよりも、英語の学習そのものに慣れる時期だと割り切っています。


勉強時間の実績

実際の学習時間を振り返るため、週ごとの家庭学習時間を集計してみました。

冒頭で「思うようには進まない」と書きましたが、その理由は、学習内容そのものというより生活面の影響が大きいです。2学期の学校行事の多さ(修学旅行や発表会)、体調不良での欠席や通院、突発的な遊びの予定、そして想像以上に忙しかった習い事。

学習時間を確保しやすい週と、行事や習い事に押されて最低限になった週、かなり勉強時間のばらつきがあります。

【グラフ】1週間当たりの学習時間の推移(分) ※宿題除く

1週間当たりの学習時間の推移(分)


一方、一般的な目安としては、ベネッセの調査が参考になります。

この調査によると、小学6年生の平日の平均学習時間は、1時間32分という結果になっています。こちらは宿題込みの時間ですが、宿題を除く1日の時間は60分弱(週278分)のようです。

「小学校高学年の学びに関する調査 2019」(ベネッセ教育総合研究所)

【出所】「小学校高学年の学びに関する調査 2019」(ベネッセ教育総合研究所)

こうした目安と比べると、わが家の家庭学習時間は平均198分/週と、決して多いとは言えません。

それでも、完全にゼロの週はなく、忙しい中でも「続ける」こと自体はできている。この数字を見ると積み上げてきた時間も確かにあったのだと感じます。


親主導から手渡す計画は、正直まだ途中

前回の記事では、週次スケジュールを親が作り子どもに渡しているところまで紹介しました。当初の理想は、1週間の枠だけ親が示し、日々の学習内容は子どもが決める段階まで持っていくこと。

しかし現実は、そこにはまだ届いていません。

日々の完了チェックや週次の簡単な振り返りも、安定してできているとは言えない状況です。計画としては描いていたものの、運用は思った以上に難しい、というのが正直なところです。

一方で、全く進歩がないわけではありません。

日々の学習内容を自分で確認し、「今日は〇時からやる」とつぶやいていたり、私が別の部屋で仕事をしていても、自分で学習を進めていたり。管理の完成度は高くなくても、学習に向き合う姿勢そのものは少しずつ育ってきていると感じています。

親主導からの完全な移行にはまだ時間がかかりそうですが、この変化は大事にしたい部分です。


ここから3か月

中学入学までの残り3か月で、予定外の新しい教材は増やしません。

英語は完璧を目指さず「慣れる」ことを最優先。国語と算数は計画通り進めていきます。

また、子どもの学習と並行して、私も中学生の勉強法に関する本を読んでいます。子どもに教え込むためというより、中学に入ってから慌てないための親の予習といった感じです。

以下は、塾講師の方が書かれている本で、内容がとてもリアルで参考になります。


まとめ

小学生の家庭学習は、計画通りに進まないのが前提なのかもしれません。

それでも、これまで試行錯誤してきた時間や少しずつ積み上がっている感覚は、中学に入ってからもきっと活きてくれると思っています。

ここまで考えてきたことを土台に、入学後も無理なく微調整していくつもりです。


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