はじめに
最近、家計の金融資産に関するニュースを目にしました。
日本銀行の統計によると、2026年3月末の家計の金融資産は2,386兆円となり、過去最高になったそうです。また、政府は家計金融資産に占める株式・投資信託・債券の割合を、2040年までに4割へ高める方向だと報じられています。
投資比率4割。
この数字だけを見ると、これから投資を始める人や、まだ現金の割合が多い人は、少し焦るかもしれません。
今回は、このニュースをきっかけに、わが家の投資比率がどう変わってきたのかを振り返ってみます。

金融資産、過去最高の裏側
2026年3月末の家計の金融資産は、2,386兆円で過去最高となりました。
現金・預金の割合は4四半期連続で50%を下回ったとも報じられ、貯蓄から投資への流れは進んでいるように見えます。
ただ、ここは落ち着いて見たいところです。
投資信託や株式の残高が増えた背景には、新しく投資に回したお金だけでなく、株価上昇による評価額の増加も含まれます。
これはわが家にも当てはまります。
わが家の投資比率が上がってきているのは、毎年まとまったお金を一気に投資へ移したからではありません。長く積み立てを続けてきたこと。旧NISAや新NISAを使ってきたこと。保有している投資信託の評価額が増えたこと。
その積み重ねで、結果として比率が上がってきました。
わが家の振り返り
わが家の比率の変化を振り返ると、こうなります。
| 時期 | 投資比率の目安 | 当時の状態 |
|---|---|---|
| 2011年 | 数% | 投資を始めたばかり |
| 2020年ごろ | 約40% | 積み立てを続け、値動きに慣れてきた頃 |
| 2026年現在 | 約80% | 長期保有分の評価額増加もあり、比率が上昇 |
わが家は、最初から目標の投資比率を決めていたわけではありません。
むしろ、スタートしてから数年は、慎重に少しずつ進めていました。
私自身、20代のころにFXで資金を半分ほど減らした経験があり、増やしたい気持ちはあっても、値動きのあるものに大きなお金を入れる怖さがずっとありました。
結婚後のお金は自分だけのものではないので、なおさらです。
その後、インデックス投資を始めてからも、生活防衛資金を多めに確保しながら無理のない範囲で続けてきました。
今は投資開始から15年、投資比率は80%前後になっています。
それでも、投資比率が高いほど良いと言いたいわけではありません。比率が低かった時期の慎重さがあったからこそ、投資をやめずに続けられたのだと思っています。
わが家の現金比率については、以前こちらの記事にもまとめています。
👉 わが家の現金比率はこう考える|40代夫婦の「守り」の資産形成
これから投資を始めるなら、急がなくていい
投資比率40%という数字を見ると、つい近づけたくなるかもしれません。
でも、これから始める人ほど、急がなくていいと思っています。
まず、数年以内に使う予定のお金は投資に回さない方が安心です。教育費、車、住宅、引っ越しなど、使う時期が見えているお金は現金で持っておく。
これはわが家でも大事にしていることです。
それから、最初から理想の比率を決めすぎなくてもいいと思います。投資額の大きさより続けられることの方が大事です。
少額でも続けていれば値動きに慣れ、家計の中で投資が当たり前になっていく。その結果として、比率も自然に変わっていきます。
政府目標も2040年までの14年計画です。急いで4割を目指す必要はないのではないでしょうか。
まとめ
家計の金融資産は過去最高となり、貯蓄から投資への流れは進んでいるように見えます。
ただ、投資比率は一気に上げるものではないと思っています。大切なのは、家計と気持ちがついていける範囲で続けること。
投資比率は世の中に合わせるものではなく、家計の状況にあわせて少しずつ変えていくものなのだと思います。
👉 資産形成のまとめページはこちら
