はじめに
「管理職になりたくない」と思うワーママは多いかもしれません。
実際に、2023年女性管理職の実態調査(Job総研)によると、管理職未経験女性の63.7%が管理職へ「希望なし」と回答したとのことです。
私自身、会社員時代に30代後半・子どもが4歳のときに管理職昇進の打診を受けましたが、正直なところ諸手を挙げて「やりたい!」とは思えませんでした。
仕事は好きだけれど、子育てや家庭との両立を考えると負担が大きすぎるのでは?というのが正直な気持ちでした。
この記事では、私が昇進打診を受けたときに感じた葛藤と、最終的に選んだ答え方をお伝えします。

ワーママが「管理職になりたくない」と思う理由
ワーママにとって「管理職にはなりたくない」と感じるのは珍しいことではなく、むしろ自然な反応だと思います。
- 責任が重くなるのに、子育ての制約で時間が限られている
- 本当に管理職としてやれるのかというプレッシャー
- 家庭や子どもとの時間を犠牲にしたくない
私もまさに同じ気持ちでした。
育休復帰後の葛藤
育休からの復帰後、私は時短勤務で仕事を続けていました。
わが家は祖父母の支援はなく、夫婦で子育てと家事を回す日々。職場では異動などで新しく加わった年上のメンバーも多く、メンタル不調者対応や人間関係の調整にも直面していました。
仕事は好きでしたし、「もっと挑戦したい」という気持ちも確かにありました。けれど、肩書や権限にこだわりはなく、管理職になること自体を目標にしていたわけではありません。
そんなとき、同僚の男性が昇進しました。
正直「私よりも先に?」と驚き、悔しさも感じました。その瞬間に初めて、「私も昇進したいと思っているのか?」と自分に問いかけることになったのです。
昇進打診を受けたときの迷い
そのような出来事からしばらくして、私は上司から昇進打診を受けました。
当時の私は、時短勤務ながら効率的に成果を出し、評価もいただいていて、仕事にやりがいを感じていました。
そして、前述の悔しい思いをバネに、「子育てがもう少し落ち着いたタイミングで、昇進のチャンスに恵まれればいいな…」という思いもありました。
でも、そのタイミングが予想外に早かった。子どもはまだ4歳。これから「小1の壁」も控えていて、本当にやりきれるのか。不安のほうが大きかったです。
家に帰って夫に相談すると、「やってみればいいんじゃない?」とあっさり一言。
それを聞いて、今までの頑張りを見てくれていた夫がそう言うなら、前向きに考えてみてもいいのかもしれない。そう思い始めました。
昇進打診の返事は3パターン|引き受ける・保留・断る
昇進打診を受けたとき、返事は大きく3つに分かれます。
- 1.引き受ける
-
役割や期待値、働き方の前提を確認して引き受ける
- 2.一旦保留する
-
返事の期限を切って、必要な情報を集めてから判断する
- 3.断る
-
現時点では難しいと伝えつつ、今できる形(役割・時期・条件)を提案する
私はこの中で「引き受ける」を選びました。ただし、何でもOKではなく、働き方についてのすり合わせが必要だと感じていました。
私の答え
数日考えた末、私は上司にこう伝えました。
「長時間労働や家庭を犠牲にするような働き方を求められるなら難しいと思います。
ただし、今の働き方を前提に任せていただけるなら、限られた時間の中で成果を出す努力をします。」
「できない」と即答するのではなく、「どうしたらできるか」を考える姿勢を示したつもりです。
ありがたいことに上司はその考えを受け入れてくれ、私は時短勤務のまま管理職を務めることになりました。こうして私は社内初の時短管理職になったのです。
ロールモデルはいらない、自分の型を探す
後輩の女性社員から「ロールモデルがいない」と相談を受けることがよくありました。
でも私は、特定の誰かを理想像にしなくても良いと思っています。
なぜなら、同じ仕事・同じ能力・同じ家族環境の人なんて存在しないから。誰かと比較しても、必ず違う部分が出てきます。
だからこそ、私は管理職時代、「いろんな人を参考にしつつ、自分なりの型を模索する」ことを大事にしていました。
もしあなたが、すでに管理職になっていて「疲れた」「このまま続けられるのかな」と感じているなら、こちらの記事も参考になると思います。
👉 ワーママ管理職は疲れる?責任と家庭の両立で揺れた話
まとめ
ワーママが「管理職になりたくない」と思うのは、決して珍しいことではありません。
昇進を断るのも選択肢。でも、次のチャンスがあるかどうかは保障されていません。
ですから、同じように迷っている方がいたら、「できない」と諦める前に「どうしたらできるか」を考えてみて欲しいと思います。新しい道が開けることもあります。
大切なのは「自分と家族にとって納得できる決断をすること」です。あなたが、あなたらしい答えを選べることを応援しています。
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