はじめに
フリーランスという働き方には、自由なイメージと同時に「収入が不安定」「将来が心配」というネガティブな印象があると思います。
正直、私自身も会社を辞めてフリーランスを始めた頃は不安でしたし、今も常に不安があります。
でも時間が経つにつれて、「収入が不安定だからこそ、自分で選び、工夫する」ことの意味も見えてきた気がします。
今回は、そんな私の視点から「収入と不安」「自由と満足」のバランスについてお話しします。

本当に不安なのは「収入」だけじゃなかった
フリーランスになってから、「今月の収入はこれくらいで…」「来月はちょっと少なそうだな…」という波はたしかにあります。
ただ、私の場合は初期投資が少なく、固定費もほとんどかかっていない業種だったこともあり、「赤字になって生活できなくなる」という不安はあまりありませんでした。
それよりも、もっとモヤモヤとした不安がありました。
たとえば「依頼が減ってきたとき、自分にできることは他にあるのか?」とか、「このままでスキルはちゃんと維持できているのかな?」といった、自分のスキルへの不安です。
収入面だけでなく、「この働き方を続ける上で、自分自身をどうアップデートしていくか」というプレッシャー。それは会社員時代にはなかった種類の緊張感で、私にとってはそちらの方が大きな壁だった気がします。
不安との付き合い方
収入やスキルへの不安がゼロになったわけではありません。でも、私なりに「不安」とうまく付き合っていく方法を少しずつ見つけてきました。
まず、ひとつの分野だけにこだわらず、いくつかの仕事の柱を持つようにしています。

せっかくフリーランスになったんだから、やってみたいことをやってみよう
そう思って、少しずつ別のジャンルにも手を広げているところです。
スキル面の不安には、書籍での学びや専門サイトでの情報収集、たまにセミナーに出てみることで対応しています。
また、会社員時代には経験していなかった、このブログの運営や生成AIの活用など新しい分野も少しずつ開拓できています。こういった日々の積み重ねで「トータルで少しずつ前進・成長できていればOK」としています。
得たものは計り知れない
フリーランスになってから得られたものは、お金では測れないものばかりです。
たとえば、働く時間を自分でコントロールできること。
子どもの学校行事や通院、ちょっとした用事にも柔軟に対応できます。会社員時代は、仕事も家庭もいろいろ調整しないとちょっとしたことも成立しなかったけれど、今は比較的自由に、自分の裁量で決めることができます。
人間関係も、無理に気を遣う場面が激減しました。
「なんとなく相性が合わない相手」との仕事を避けることもできるようになり、精神的なストレスは大きく減ったと感じています。
そして、子どもとの時間や、自分の体調・気分に合わせて働けるというのは、お金には代えがたい価値だと心から思っています。
私が目指すのは「足るを知る」働き方
今の私の収入目標は、年収200万円。
会社員時代の1,000万円と比べれば、ものすごく小さな数字に見えるかもしれません。
でも、生活に必要な支出の半分くらいを「自分の収入+資産収入」でまかなえたら、この働き方を無理なく続けていける、という手応えがあるんです。
この目標には、私が会社を辞めるときに整えていた「個人資産」の存在も大きく関わっています。
生活のすべてをフリーランス収入でまかなう必要がない分、“自由を優先する”という選択ができたのかもしれません。
収入がすべてじゃない。「自由で、自分らしい生活を送れているか?」の方が、今の私にはずっと大事です。
まとめ
フリーランスになって、不安がゼロになったわけじゃありません。
でも、「この不安とどう付き合うか」「どこまでを求めるか」は自分で決められる。
それは、会社員時代には持てなかった自由でした。
私にとっての豊かさは、「高収入」でも「安定」でもなく、「自分の暮らしにちょうどいい働き方」を見つけられたこと。
この記事が、これからの働き方に悩んでいる誰かのヒントになればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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