中1ギャップ対策【前編】|小5終わりから始めた“家庭学習の習慣づけ”

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SNSで見た「中1英語、小学英語と全然違う問題」

「中1の英語って、小学校と全然違うよ。できる子とできない子に一気に分かれる。」

そんな投稿を、ある日X(旧Twitter)で見かけました。

──これ、わが子のことかもしれない。

気になって少し調べてみると、どうやら小学校英語は慣れ親しむが中心なのに対して、中学校英語は単語や文法がある程度わかっている前提で進むんだとか。

しかも、英語に限らず、中1から勉強のスピードも量もぐっと上がると知って焦りが出てきました。

でも、もっと焦ったのは、実はそこじゃなく。

「うちって、そもそも毎日勉強する習慣がないじゃん…」ということに気づいてしまったのです。


宿題以外に勉強する気がないわが子

わが家は中学受験をしないので、そこまで勉強を熱心にしてきませんでした。

学校の宿題はきちんとやっているし、テストもそれなりに取れている。でも「宿題以外にも勉強する」という習慣は、まったくありませんでした。

中学に入ってから、急に学習スタイルが変わるとしたら──これは、さすがにマズいかもしれない。

そんな危機感から、小5の終わりごろから“中1ギャップ”に備えた家庭学習を、少しずつ始めることにしました。

私の後悔「正しい学び方」を伝えたくて

実は私自身、中学・高校の前半までは、どちらかというと「できる子」でした。定期テストの順位も悪くなく、進学校に合格。

でも、大学受験はうまくいきませんでした。

ぐうたらな性格もあるけど、それだけでなく「正しい勉強のやり方」を知らなかった。

  • 教科書を読むだけで満足していた
  • 間違い直しや振り返りをしていなかった
  • 忘れる前提の復習(忘却曲線)を意識していなかった

社会人になってから資格勉強などで初めて「効果的な学習法」があると知り、「これ、学生時代に知っておきたかった!」と本気で思いました。

だからこそ、子どもには、

「勉強って、自分のためにやるもの」
「正しく学べば、ちゃんと身につく」

そんな感覚を、小学生のうちから伝えていきたいと思ったのです。

「声かけだけ」で済ませていた私の反省

思い返せば、これまでも通信教材を試したことがありました。

でもうまくいかなかった。息子は当然スルー。私も本気じゃなかった。

「やってみたら?」とは言ってたけど、一緒にやる姿勢は見せていなかった。いま振り返ると、「声をかけたのにやらない」と子どものせいにしていた部分もありました。

なので今回の取り組みでは、まず「一緒にやってみる」ところから再スタート。

  • 時間は長くなくてOK(毎日30分程度)
  • 何をやるかは一緒に相談
  • 勉強を嫌いにしないことが最優先

そんなゆるめの方針で、少しずつ“勉強する習慣”づけにチャレンジしています。

まずは“時間をつくる”ことから

小5まで、「勉強の習慣」がなかった息子。

いきなり自学自習を求めるのは無理があると思い、親が隣で付き添うスタイルからスタートしました。

わが家では、勉強の時間を夕食後にひと休みしてからの30分と決めています。「なんとなくいつもこの時間に始めるよね」くらいの、ゆるい決まりごとにしています。

毎日続けられているわけではなく、平日の習い事(スポーツ)がある日や週末は抜けがち…。でも、「できた日が少しずつ増えていけばOK」という気持ちでやっています。

もちろん、睡眠時間を削ってまで勉強をすることはありません。

大事なのは、“自分で学ぶ時間を持つ”という感覚を、少しずつ当たり前にしていくこと。これが中学に入ったとき、「あ、前にもやってたな」と思える下地になればいいなと思っています。


【📌次回予告】

次回の中編では──

  • 子どもにどう目的を伝えたか
  • 科目別の学習方針と教材選び
  • 年間スケジュールをどう組んだか

を、わが家のリアルな記録としてご紹介します。

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