はじめに
子育てをしていると、いろんな場面で「これは必要な支出だったのかな?」と振り返ることがあります。
わが家では、子どもが1歳の頃から教育に関する支出を家計簿につけてきました。その全記録と、統計との比較分析の記事を前回書きました。

今回は、その実データをふまえつつ、「やって良かった!」と「ちょっともったいなかったかも?」と思う支出を率直に振り返ってみたいと思います。
同じように迷っている方の、ヒントや安心材料になればうれしいです。
意味があったと感じたもの

個別指導(月1〜2ヶ月に1回)
子どもが年中の頃、発達面で少し気になることがあり、月1回の個別指導をスタートしました。公的なものは予約にとても時間がかかったため、最初は民間の教室に通うことにしたのです。
その後、公的サービスも併用していたこともありましたが、現在では通う必要はなくなり卒業しています。
同時に個別指導の方も辞めてもいいかな…と思ったのですが、現在は2ヶ月に1回にペースダウンして教室の身継続しています。子ども自身が「小学校の間は行きたい」と言っているためです。親としても、何かあった時に第三者に相談できる場所があるというのは大きな安心材料。
小学校卒業を目安に卒業予定ですが、「安心と自己肯定感の土台を支えてくれた」という意味で、費用相応の価値があったと思っています。
習い事(スポーツ)
息子は小1から空手を習い始めました。
当時、習い事にあまり興味を示さなかった息子が、初めて「やってみたい」と言ってくれた時、とても嬉しかったのをよく覚えています。
その後、小4からは別のスポーツも習い始めました。
空手では礼儀や粘り強さを、もう一つの習い事はチーム競技ということもあり、協調性や人間関係を学ぶことが出来たと感じています。
途中で「行きたくない」と言う時期もありましたが、なんだかんだ今も続いていて、振り返ってみれば継続して良かったと思える習い事です。
結果以上に、「自信を持てた」「続けられた」という事実が大きいのかもしれません。
オンラインのプログラミング教室
小5の夏に始めたオンライン教材「デジタネ」は、マインクラフトを使ってプログラミングを学べるもの。
正直、学校の勉強に直結するわけではないですが、「学ぶって楽しい」という感覚を持てている点では、とても意味があったと感じています。
自分の「好き」から学びに広がる体験って、意外と少ないもの。 その経験がこれからにつながるといいなと思っています。
📌「デジタネ」については以下にて詳しくご紹介しています。

これはちょっともったいなかったかも?と思ったもの
チャレンジタッチ(通信教材)
小1のタイミングでスタートしたチャレンジタッチ。学校の休校や先行きの不安もあり、親としては「何か始めなきゃ」と急いで申し込みました。
ですが、振り返ると…子どもに任せっぱなしで活用しきれなかったというのが正直なところ。
教材の質が悪かったわけではありません。むしろよくできていたと思います。 でも、親が関わる時間と気持ちの余裕がなかった。これに尽きます。
子どもに声掛けするだけで、画面の中身を見ない日々。結局、成績にも学習習慣にもつながらずやめてしまいました。
絵本のサブスク
保育園時代から小学校低学年まで、絵本の定期便サービスを利用していました。 私自身が本好きで、「偏らずいろんなジャンルの絵本に触れてほしい」という思いがあったからです。
でも、選ぶ本は、普通に本屋さんで購入したり、図書館で借りたりすれば充分でした。
本を選ぶ時間そのものも、きっといい思い出になっていたはずなのに…と今となれば思いますが、当時はその余裕もなかったというのが正直なところかもしれません。
教育費とは、親の安心と願望のあらわれ
今回、1歳から小6までの教育費を振り返ってみて、強く思ったことがあります。それは、教育費は目に見える「成果」のためだけに出していたわけじゃないということ。
- 学びに遅れが出たらどうしよう
- 得意なことを見つけてあげたい
- 少しでも子どものためになることをしてあげたい
そんな親としての願いや不安が、教育費(=支出)として表れていたのだと思います。
意味があったかどうかは、正直すぐにはわからないことの方が多いです。 でも、失敗も含めて、その時の自分が「必要だ」と思っていたことにはちゃんと意味があったと信じたいと思います。
まとめ
子どもが1歳から小6までにかかった教育費を振り返ってみて、効果を実感できた支出もあれば、「ちょっともったいなかったかも?」と思うものもありました。
でも、どれもその時の子どもに必要だと思ったからこそ選んだものであり、親としての一つひとつの選択の積み重ねだったように思います。
教育費は、「どれだけかけたか」よりも、「どうかけたか」「どんな時間を過ごしたか」が大事。
この記事が、誰かの「ちょっと立ち止まって考えてみようかな」のきっかけになれば嬉しいです。
📝 子どもの生活費や教育費の実データについてはこちら

