はじめに
インデックス投資を始めて15年目。
最初の数年は「どうすれば増えるか」を考えてばかり。そして、少しの金額変動に一喜一憂していました。
でも慣れてきてからは、「どうすれば長く、落ち着いて続けられるか」を考えるようになりました。
相場の波、家族の変化、自分の気分、どれも投資に影響します。だからこそ、無理をせず自分のペースで資産を育てるルールを持つことが大事だと感じています。
今日は、そんな私が15年かけてたどり着いた「投資ルール5つ」をまとめてみました。

私の投資ルール5つ
短期的な成果に一喜一憂しない
一日、ひと月の値動きに心を動かされないこと。
特にSNSでは「資産が倍になった」などの投稿が目につきますが、それに引っ張られると判断がぶれてしまいます。
インデックス投資の基本は時間を味方にすること。焦って動かず、波があるのが普通だと思うようにしています。
心が揺さぶられそうなときは、あえて証券口座見ないようにするのも一つの手です。
つみたて枠は継続、成長枠は相場に合わせてゆるく
一般的には、相場良い時も悪い時も淡々と積立を継続することが推奨されています。
でも、私は性格的に、投資資金のすべてを機械的に積み立てるのは難しいタイプです。自分で相場を見て、自分で考えて、自分で決めたいと思ってしまうタイプだからです。
でも、「最低限、つみたて投資枠だけは月々の積立を続ける」と決めています。成長投資枠は、相場が下がったときに追加するなど柔軟に。
それでも、長期的に見ればプラスになるはずだと思っているので、自分のスタイルにあった方法で継続することを意識しています。
手数料(コスト)は地味だけど最強の味方
今は、オールカントリーやS&P500などの手数料最安かつ最強の商品がありますが、昔は同じ全世界株でもいろいろな銘柄がありました。
長期投資ではこの手数料の差が大きな違いになるため、過去にはとにかく手数料が安い商品を選んできました。結果的に銘柄数は多くなりましたが、その時々のベストを選んできたと思っています。
今後、オールカントリーやS&P500より手数料が安くて信頼性の高い商品が生まれるかはわかりませんが、一年に一度はチェックするようにしています。
なお、年に一度のチェックは、毎年一月頃に発表される「個人投資家が選ぶ! Fund of the Year」を参考にしています。ここ数年はオールカントリーがやっぱり強いですね。
自分のリスク許容度を知っておく
何度も書いていますが、私の投資の先生である山崎元さんの本で印象に残っている言葉があります。
リスク運用マネーは利回りが高いが、最悪の場合、一年で3分の一が失われる可能性があると考えて金額を割り当てる。
これは今も私の中で大事な指針です。
私がインデックス投資を始めたきっかけである山崎元さんの著書については以下の記事で詳しく書いています。

リスク許容度は、資産額・年齢・家族の状況で変わります。
昨今の為替の変動を見ていると、3分の一どころではなく、半分ぐらいを失う可能性も考えておいた方がいいというのが持論です。
定期的に「もし今、リスク資産が半分になったらどう感じるか?」を自問して、投資額を検討しています。
年2回は方向性を確認する
半年に一度、資産全体をスプレッドシートで整理し、現金・株・投資信託の比率を確認しています。
また、夫婦で「今後どうするか」も共有。家計簿と同じように、お金の話を見える化することで将来を見通しやすくなります。


まとめ
投資は「自分が続けられる形を見つけること」がいちばん大事。一時的な流行や値動きよりも、自分のペースを守ることを意識したいところです。
完璧じゃなくてもいい、時間を味方につけて少しずつ資産を育てていく。それが、私の考える「現実的な資産形成」です。
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