女性管理職は孤独?「こうしていたら辞めなかったかも」と思う3つのこと

目次

はじめに

女性管理職として働いていた頃、「この立場って、想像以上に孤独だな」と感じることがよくありました。

実際に、帝国データバンクの「女性登用に対する企業の意識調査(2025年)」でも、女性管理職の割合の平均は11.1%と、過去最高であるものの依然として低い水準であることがわかっています。

私自身、40代で会社を辞めた今、ふと「あのときこうしていたら…」と思うことがあります。後悔というよりは、続けるために必要だったことを辞めたからこそ理解できた、という感覚です。

この記事では、当時を振り返りながら、「こうしていたら会社員を辞めなかったかも」と思う3つのことを書いてみます。

同じように、今の職場でがんばりすぎている方のヒントになればうれしいです。


がんばりすぎない。立ち止まる勇気

管理職になる前から、私はずっと全力モードでした。

仕事に家事育児に加えて、帰宅後も毎日1~2時間ほど、資格の勉強や読書など自己研鑽の時間を取っていました。

確かにその努力が今につながっている部分もあります。でも振り返ると、その無理な生活が会社員人生を縮めたのかもしれません。

大事なのは、がんばりすぎない仕組みを作ることだったと思います。

  • 平日は「何もしない日」をあえて決める
  • 家事を分担したり、便利サービスに頼る
  • 一人の時間を少しでも確保する

そんな小さな仕組みを作っていれば、もう少し肩の力を抜いて働けていたかもしれません。

そして、何よりも大切なのは「立ち止まる勇気」。私自身、会社を辞めてから「少し立ち止まること」に救われた経験があります。

詳しくは以下の記事にも書きましたが、“道草”のような時間こそ、次の一歩を見つけるヒントになると感じています。


弱みを見せる勇気。孤独をやわらげる「話せる人」をつくる

管理職になってから感じたのは、思っていた以上に孤独だということ。

部下には愚痴を言えず、同僚や上司にも本音を出しにくい。特に「女性管理職」や「時短管理職」という立場では、
弱みを見せたくないという気持ちがいつもありました。

でも今思えば、あの頃の私は「誰にも頼らない」ことで、かえって自分を追い込んでいました。少しでも話を聞いてくれる人を社内外に作っておけば、もう少し気持ちは軽くなっていたかもしれません。

仕事の愚痴を言える人、共感してくれる人がいるだけで、孤独感はずいぶん違うものです。時には弱みを見せることも、長く働くための手段なんだと思います。


環境を変える勇気。マンネリを感じたら一歩動く

退職を決めたとき感じていたのは「この会社でやれることはもうないかも」というマンネリ感もありました。

毎年新しい出来事はあっても、どこか既視感があって、「またこのパターンか」と思うことが増えていったんです。

本当は、社内異動や転職など、環境を変える選択肢もあったはず。でも、当時は「子どもができたらどうなるか」「家庭との両立は?」と考えてしまい、踏み出せませんでした。実際に子どもが生まれると、さらに環境を変えづらくなります。

結果的に、動けるうちに動く大切さを痛感しました。早めに違う環境にチャレンジしていたら会社員人生はもう少し長かったかもしれません。

環境を変えることは怖いけれど、変わらないことも、実は同じくらいリスクがある。今ならそう思えます。


📝 会社を辞めたいと思っているあなたへ

まとめ

会社を辞めたことを後悔しているわけではありません。

ただ、もしあの頃にもう少し自分をゆるめて、助けを求めて、環境を変える勇気を持てていたら。働き方の選択肢はもう少し広がっていたのかもしれません。

今、「もう限界かも」と感じている方がいたら、一度立ち止まって、働き方を見直す時間を取ってみてください。それが結果的に、長く働くことにつながるかもしれません。


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