給食費無償化はいつから始まる?誰が対象?家計負担がいくら軽くなるか検証

給食費無償化 家計はどう変わる?
目次

はじめに

令和7年10月24日、高市総理が所信表明演説にて「給食の無償化」について言及したことが話題になりました。

自民党のホームページによると、いわゆる給食無償化について「まずは小学校を念頭に、地方の実情等を踏まえ、令和8年度に実現する」と三党合意しており、この内容が来年4月に実現するのではないかと考えられます。

わが家の息子は現在小6。

来春からの給食費無償化はまずは小学校から、中学はその後ということのようですので、中学校の給食無償化までには少し時差がありそうです。

なお、2023年9月時点で給食無償化を実施している自治体は30%ほど。

来年春からは少なくとも小学校は全国に広がるということですので、子どもを持つ親世代にとっては高校無償化とあわせて気になるニュースですよね。

そこで今回は、家計目線で給食費無償化をどう考えればいいか、についてまとめました。

ちょっとその前に

現在、息子は小6。

同年代のお子さんをお持ちの保護者の皆様にはご理解いただけると思うのですが、この世代ってけっこう国の制度に翻弄されている世代ですよね。という愚痴を言わずにはいられない…。

  • 子どもが生まれる少し前に年少扶養控除廃止(控除額33万円)
  • 2019年10月から始まった3~5歳の保育園無償化は、年長の最後の半年だけ該当
  • 小学校の給食費無償化は、小学校卒業&中学入学と同じタイミングで開始←NEW!

せめて、高校進学までに「私立高校の実質無償化」が実現していることを祈りましょう!


給食費無償化で月いくら・年いくら変わる?

本題に戻りまして、給食費が家計にどのくらい影響しているか、実際の数字で見てみます。

まず、いくつかの自治体を見てみたところ、給食費1食あたりの金額は、小学生で300円前後、中学生で350円前後のところが多いようです。

そして、年間で給食が支給される日は190日程度とのこと。

これらの情報を合わせると、給食費の月額・年額は以下の通りです。

  • 小学生:年額 57,000円、月額 4,750円
  • 中学生:年額 66,500円、月額 5,542円

これがもし無償になれば、その分がまるまる浮く計算です。そして、兄弟のいるご家庭はその分浮くお金も増える。

この金額を「ラッキー!」で終わりにするのではなく、「毎月4,000〜5,000円をどう使うか」をぜひ考えてみたいところです。


浮いた分、何にまわす?

給食費が無償化された場合、浮いたお金をそのまま消費に回すのはもったいないです。

一時的な制度の可能性もあるため、いつかなくなるかもしれないという前提で考えておくのが安心です。

たとえばこんな使い方があります。

将来の教育資金用の積立

わが家だったら、給食費相当分をそのまま教育資金用口座(大学進学用)に入れておくことを真っ先に考えると思います。

無償化はなかったものとしてそのまま将来に向けて残しておくイメージです。

また、証券口座などで教育費の積立をしている場合などは、そちらを月5,000円増やすというのもいいですね。

中学校の学用品や制服代の先取り

小学生のお子さんのご家庭では、中学校進学費用として先取りしておくのも手。

以下の記事にも書きましたが、中学入学時に10万円程度、塾代など小学校時代より年間で20万円支出が増える見込みとなります。

無償化になった給食費を2年分貯めれば入学費用分、4年貯めれば1年間の塾代などの費用に充当できる計算です。


まとめ

給食費無償化はうれしいニュースですが、制度の内容はまだわからないところもあります。

正式な決定を楽しみにしつつ、「わが家の場合いくら浮くのか」をざっくり試算しておくと安心です。

家計簿は、こうした変化への備えを考えるためのツールでもあると感じます。


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