はじめに
家計簿歴20年、管理はExcelで行ってきました。
これまでのやり方に大きな不満があったわけではありませんが、家計の大半がクレジットカード払いになり、カードも夫と私で複数枚使うようになると、少しずつ「地味な負担」が積み重なってきました。
- 明細を見ながら購入先名を確認し、費目を手動で判断する作業。
- その時々で費目の判断が微妙に変わり(自分の性格の問題)過去との整合性が取りづらくなること。
- ドラッグストアやスーパーのように、食費と日用品が混ざる支出を、どちらか一方に寄せざるを得ないモヤモヤ。
管理の手間をこれ以上増やさず、家計の流れをもう少しリアルタイムに把握できないか・・・そう考えて、家計簿をスプレッドシートで半自動化することにしました。
わが家の家計簿については以下の記事にまとめていますので、あわせて参考になさってください。
👉 家計簿歴20年のコツ

クレジットカードの期間ずれ問題
これまで家計簿アプリを使わずExcelで管理してきた理由は、自分の管理方法と、アプリの仕様が合わないことが多かったからです。
クレジットカード払いが中心になると、利用日・締め日・引落日と、支出を見る基準が複数ありますが、私の場合は、日付を細かく追うよりも、「この月・この年で、全体としてどうだったか」が分かるほうが大事でした。
半年に一度の集計でも、年間の支出総額は把握できていましたが、一方で月の途中で使いすぎに気づきにくい、前年との比較をするには手作業が必要、といった点はずっと気になっていました。
そこで、月単位・年単位での傾向が自然に見える管理方法のほうが自分には合っているのではないか、と考えるようになりました。
こうした考え方を前提に、管理の手間を増やさず途中経過が見える仕組みとして、スプレッドシート(スクリプトを用いた半自動化)を試すことになったのでした。
※スクリプトとは、Googleスプレッドシートの中で使える簡単な自動化の仕組みのことです。
わが家のクレジットカード管理法
家計簿を作るにあたって、あらためて振り返ったのはクレジットカードに関するルールです。
わが家では、支出を「使った日」ではなく、クレジットカード会社の◯月分明細に合わせて集計しています。
月をまたぐ支出が発生することはありますが、家計管理の目的を「月次・年次の傾向把握」に置いているので、1年単位で見ればズレは自然にならされると考えています。
その代わり、「旅行費」「家電などの大きな支出」は特別費として別管理し、月々のブレを抑えています。
この方法は、以下のような家庭には向いていると思います。
- クレジットカード払いが多い
- 購入する店舗がだいたい決まっている
- 月ごとの予算感と年間の流れが分かれば十分
一方で、以下のような家庭にはあまり向かないかと思います。
- 日付を厳密に管理したい人
- 1円単位で月を区切りたい人
家庭ごとの支出方法や生活スタイルに合わせた管理方法にすることが大事です。
実際に作ったスプレッドシートの中身
今回作った家計簿の流れはとてもシンプルです。
- 良く使うお店を先に洗い出し、購入店リスト(マスタ)を作成
- クレジットカードの明細CSVを取り込む
- 購入先名をもとに費目を自動で判別(イレギュラーや新規店舗での購入は手入力)
- 現金払いや口座引き落とし分を最後に明細に追加する
- 月次・年次で自動集計
月次の集計
月次の集計では、予算に対する使用率がひと目で分かるようにしました。
例えば、2025年8月の明細を見ると、夏休み期間に入っていた7月の分が含まれていることもあり、子ども関連の支出が増えていることがわかります。

このように月次の支出を集計・可視化することにより、半期の途中でも「今月、少し使いすぎているかも」と気づけるようになりました。
年間集計
年間集計では、まずは月ごとの金額を一覧にしました。これも自動化しています。

その上で、年間の対予算使用率や昨年比増減のグラフを作成し、どこが増え、どこが減ったのかを視覚的に確認しています。

作成小話
ここからは本題から少しずれるかもしれませんが、「スクリプトによる半自動化」について少しだけ補足します。
今回のスプレッドシート作成によって、家計簿集計で手動で行っている作業は、以下だけになりました。
- 各クレジットカード会社からのデータダウンロード
- データをスプレッドシートにコピー
- イレギュラーや新規の手入力(月あたり3~5件ほど)
- 現金払いや口座引き落とし分の追加(月あたり10件ほど)
それ以外の、費目の判定、表・グラフの作成などは自動化できていますが、私はGoogleスプレッドシートのスクリプト(GAS)の知識は一切ありません。
「こういう流れにしたい」「こういうグラフを作りたい」と言葉で伝え、生成AIに作ってもらいながら、試行錯誤しました。特にグラフの表現はイメージを共有するのに少し苦労しましたが、一度形ができてしまえば、その後はとても楽になります。
まとめ
スプレッドシートで家計簿を作ってみて、一番大きく変わったのは「見え方」でした。
これまでは6月・12月にまとめて振り返る家計管理。問題があっても気づくのは後からでした。
今は、月次で使用率や進捗を確認できます。年間のゴール ではなく、途中でも現在地が分かる。管理の頻度は上がりましたが、手間が増えた感覚はありません。むしろ、「先回りできる安心感」が増えたように感じています。
家計簿は、正確さよりも続く形が大事。今回、このシンプルなスプレッドシートで、さらに管理しやすい家計簿になったと思います。
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