はじめに
以前の記事で、スプレッドシートとGAS(Google Apps Script)を使って家計簿を半自動化した背景や、構築までの試行錯誤について書いてきました。
今回はその続きとして「毎月どうやって回しているか」をまとめようと思います。
家計簿は、作ることよりも続けることのほうが大事です。どれだけ仕組みを整えても、毎月の作業が重ければ長くは続きません。
この記事では、わが家の月次処理の流れ、実際にかかっている時間、忙しい月の割り切り方などをまとめてみました。

わが家の家計簿は「月1回まとめて処理」が基本
私の家計簿歴は20年。
処理の頻度はその時々で変わってきた歴史がありますが、今回スプシとGASによる半自動化が実現できたことにより、今年からは月に1回、クレジットカードの明細がそろったタイミングでまとめて処理していこうと思っています。
わが家の家計管理では、日付や金額を厳密に管理することよりも、月次と年次におけるお金の流れが把握できることを重視しています。
月次処理でやっていること
月次処理でやっている作業は、次の通りです。
まず、各クレジットカード会社から利用明細のCSVをダウンロードし、スプレッドシートにコピーします。わが家ではカードが4枚ありますが作業自体は単純なコピペです。
(黒塗りのところは実際の店名ですが、ローカル色が強いため😲見えないようにしました。)

次に、GASを使って購入先名をもとに費目を判定し、自動集計します。そして、判定された費目をざっと確認し、イレギュラーな支出があれば手動で修正します。
初めて購入するお店が出てきたら、今後も使いそうなお店であればマスタに追加します。
以下はわが家の購入先リスト(マスタ)です。庶民的なお店が並んでいます。

このような感じで登録しておくと、次からは指定した費目(分類)で集計してくれます。また、イオン(スーパー)のように食材も生活用品もどちらも買う場合は、比率を指定しておくことで自動按分をしています。
ここまでが、クレジットカード利用明細に関する処理です。
その後、銀行引き落としや現金払い分を追記します。毎月固定で発生するものはすでに入力してあるため、追加するのは不定期な支出の分だけです。
最後に、月次集計シート、年間集計シートで使用率などを確認します。
月次処理にかかる時間
実際に時間を測ってみたところ、月次処理にかかる時間は次のくらいでした。
- CSVのダウンロードとシートへのコピペ(カード4枚):5〜10分
- 自動判定された費目の確認、イレギュラー支出の修正、必要に応じてマスタ追加:5〜10分
- 引き落としや現金払いの追記:5〜10分
- 集計シートのチェック(予算オーバー箇所の確認):5分
合計すると、だいたい20〜35分程度です。
忙しい月は、マスタへの追加は後回しにすることもありますし、引き落とし・現金払いの追記のうち、現金払い分はまとめて後日処理することもあります。
これらの件数は月5件程度、金額も1〜2万円ほどなので、月の傾向を見るうえでは大きな影響がありません。忙しい時は後回しにしても問題ない、と割り切っています。
月次で見ているのはここだけ
月次で必ず確認しているのは、「予算に対する使用率」と「大きく増えている費目がないか」という点ぐらいです。
以下は、わが家の直近(2026年1月)の家計簿です。

「外食費は、ボーナスで焼き肉にいったから」「生活用品は、年末に向けたキッチ用品の買い替え」というように(どちらも実話)、予算超過の理由がわかっていて、全体として100%以内ならOK、という感じです。
月次と年次は、こうやってつながっている
月次の集計結果は、そのまま年次の集計に反映される仕組みになっています。
年間ダッシュボードでは、「年間予算に対する使用率」「昨年との比較」もできるようになっています。
(下の表は、2025年の年間ダッシュボードの画像です。)

こうした情報を可視化しておくことで、月を追うごとに「今年はこの費目が多そうだな」という傾向が見えてきます。
年末の振り返り作業はかなり楽になりました。
まとめ
わが家の月次家計簿処理は、1円単位の正確さより、時間をかけずに全体像を把握することを重視しています。
すべてをきっちりやらなくても、月の傾向と年間の流れが分かれば十分。そう割り切ったことでだいぶ気持ちも楽になりました。
家計簿を「無理なく回す」ことを大切にしたい方の参考になれば嬉しいです。
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