はじめに
結婚から10年以上が経ち、家計の形もすっかり定着した今日この頃。
わが家の場合、基本的な方向性は同じ。日常は質素に、でも家族の楽しみや経験にはきちんとお金を使いたい。
ただ、もともと共働きで家事育児をわりと平等に分担してきた背景があるため、家具や家電などお互いがよく使うものになると、意見が分かれることもありました。
今回は、そんな「大きな方向は同じでも、細部で違う」夫婦の家計との向き合い方を振り返ります。

こだわりどころが微妙に違う夫婦
お金に関して、私も夫も堅実なタイプだと思います。どちらも無駄遣いはせず、家族の思い出や経験にはしっかり使いたい派。
それでも、家具・家電・車のような「高額だけれど生活に関わるモノ」では、判断基準が少し違います。
私は「できるだけ長く使いたい」「必要最低限でいい」という考え方。一方、夫は「長く使うなら、納得できるものを選びたい」というスタンス。
たとえば冷蔵庫やテレビの買い替え時期。私は「まだ使えるのに」と思っても、夫は「効率や快適さを考えると早めに替えたい」というタイプ。
そんな時は「まずは意見を出し合う」のがわが家のルールです。
反対意見は、むしろ冷却機能
意見が違うとき、いったん時間をおくようにしています。
私の提案が通らないかったこともありますが、夫の意見を聞くことで「たしかに今じゃなくてもいいかも」と思うこともあります。結果的に、使いすぎを防ぐブレーキになっていると感じます。
逆に、夫が私の考えに賛同してくれるときは、「やっぱり必要な出費なんだな」と自信を持てる。お互いの意見を聞く時間そのものが、家計を冷静に考える時間になっています。
家計簿をつけ、意見を出し合う。それが長く続ける中で気づいた習慣です。
得意分野で分担、干渉しすぎない
長く家計を続けてきて思うのは、「夫婦で無理に意見を合わせる必要はない」ということ。
わが家では、自然と得意分野での分担ができてきました。
- 私:家計簿の集計・分析、貯蓄率や現金比率の管理、教育費の計画など
- 夫:車関連、家電の買い替え、食材や日用品の買い出し
私は数字を整理して将来を見通すのが得意。一方、夫は実際に比較検討しコスパを見極めるのが得意です。
それぞれの得意を活かして任せるようになってから、「意見は言うけれど、最終的には信頼して任せる」関係ができました。
最近では、家電や車は夫に任せるようになりました。私自身そこまでこだわりがないし、彼なら無茶な買い物はしないとわかっているから。
逆に、家計全体の設計や資産バランスなど、長期的な部分は私の担当です。このブログでも書いてきたとおり、現金比率、教育費、投資とのバランスなど、家計全体の管理は夫も尊重して任せてくれています。
完全に価値観は一致しなくても、違いを認めて信頼する方が、長く続く家計になると感じています。
まとめ
夫婦の家計は、同じ方向を向いていても少しずつ違って当たり前。
意見の違いを衝突ではなく調整のきっかけにすれば、お金の使い方にもお互いらしさが出てきます。
お互いの得意を活かしながら、暮らしを支え合う。それが、わが家のかたちです。
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