特別費の予算はこう決める|家計簿20年のわが家の考え方(2026年の実例つき)

特別費予算の立て方
目次

はじめに

前回の記事では、2026年の月次予算の話をしました。

今回は、月次予算以外の「特別費」の話です。

わが家は家計簿歴20年ですが、特別費については「年間で見通しを立ててコントロールする」考え方でやっています。

この記事では、わが家の特別費の境界ルール、予算の立て方、年の途中で増えた時の考え方までまとめます。家計簿のやり方は家庭によって違いますが、特別費で毎年モヤっとする方のヒントになればうれしいです。


なぜ特別費は月次とは別に管理するのか

予算

特別費を月次と分ける理由は、わが家の場合大きく3つあります。

1つ目は、月次の収支をシンプルにするためです。

たとえば大型家電の買い替えがあった場合、その月は「生活用品が異常に高い月」になります。でも、そこで家計が悪化したわけではなく、たまたま大きい買い物があっただけ。これを混ぜてしまうと、イレギュラー支出なのか単に使い過ぎなのか原因が見えにくくなります。

2つ目は、年間のイベントを「見える化」できるからです。

税金や年払い保険のように、ほぼ毎年かかる支出は特別費として並べておくと忘れにくいというのもあります。旅行や進学準備のように金額が見込みにくい支出であっても、予算に計上しておくだけでも認識しやすくなります。

3つ目は、家族で話し合いやすいからです。

月次の食費をあと2,000円減らす話より、「今年は旅行を1回増やす?」「進学準備はどこまでやる?」の方が、家族会議で話題にしやすい。特別費にしておくと、「何を優先するか」が共有しやすいと感じています。

わが家の「特別費」の境界ルール

特別費を月次とは別で管理する場合、悩むのは境目をどこにするかだと思います。

わが家では、ざっくり次のルールとしています。

目安は「1万円以上」

概ね1万円以上の支出は、月次の予実が崩れやすいので特別費扱いにします。よくあるのが家具家電です。

反対に、1万円未満の小さな家具家電や日用品は「生活用品」として月次に入れています。月次の中で吸収できる範囲なら、わざわざ特別費にしないという考え方です。

習い事はすべて月次

わが家は、習い事の月謝や教材費などはすべて月次で管理しています。現時点では、そこまで金額が大きくなく月次の中で十分コントロールできるためです。

年中行事は特別費

クリスマス・誕生日・お年玉などは、金額がだいたい決まっているので、合算して特別費に入れています。

毎年のイベントとして「見えるところ」に置いた方が確認しやすいからです。月次に紛れると、なんとなく使って終わりになりやすいので、あえて別枠にしています。


特別費予算の作り方(まずは分類を決める)

特別費の予算を立てる時、分類から整理すると考えやすいと思っています。

① 毎年だいたい同じ額がかかるもの

毎年ほぼ同じ額が発生するもので、家計簿の過去データから見通しが立てやすいと思います。わが家だと、たとえば次のようなものが入ります。

  • 自動車税、固定資産税
  • 年払いの生命保険、任意保険
  • 人間ドック
  • クリスマス、誕生日、お年玉(毎年の行事)

② 2~3年に一度かかるもの

「2~3年に一度」を分類として独立させる理由はシンプルで、忘れてしまいがちだからです。請求が来てびっくりなんてことも…。

わが家で現在、この分類に該当するのは、車検と2年に一度行っている大腸・胃カメラぐらいですが、時期はだいたい決まっているので毎年の予算の時点で置いておくと安心です。

なお、わが家では「3年に一度」は今のところありませんが、該当する方はこちらもチェックしておくといいと思います。

③その年独自のもの/毎年かかるけど金額の差が大きいもの

ここが一番、予算化が難しいところです。わが家では次のようなものがこの分類に入ります。

  • 旅行(回数・行き先で金額が変わる)
  • 中学進学に向けた購入品(スマホ、ベッド、収納、自転車など)
  • 家具家電(エアコンなど、必要な年に大きく動く)

次に「金額」を計上する

分類ごとにざっくりと項目が洗い出せたら、次は金額も含めてもう少し細かく見ていきます。

①②は過去2〜3年の家計簿でだいたい決まる

税金や年払い保険は、過去の家計簿を見ればほぼ予測できます。明らかに変わることが分かっている場合を除き、基本は前回と同額で計上します。

「いつもの特別費」をここまででしっかり押さえておくと、「残りの金額で③をどうするか」を考えられるようになります。

③は「予想される出費の洗い出し」から始める

その年独自の支出は、前述のとおり洗い出しがスタートです。

わが家だと、来年は子どもの中学進学があるので、必要なものの見当はすでに立てています。スマホ、収納家具、自転車など、購入品は事前に調べておおよその金額を置いています。

旅行は、家族で回数と行き先をざっくり話します。細かい日程は後でいいのですが、「今年はどこに行きたい?」を共有しておくと、予算として計上しやすいです。

さらに、夫や子どもにも「1年で欲しいもの・必要なもの」を聞きます。

家計簿を締めたタイミングの家族会議で、この話をするとスムーズです。買うかどうかは別として、いったんテーブルに乗せることで、後からの衝動買いが減る感覚があります。

わが家の家族会議の様子は以下の記事でもまとめています。


【実例】わが家の2026年の特別費予算

わが家が来年計上している特別費は、だいたい以下の通りです。

  • クリスマス、誕生日、お年玉:17,000円
  • 大腸検査・胃カメラ(2人分):70,000円
  • 人間ドック(2人分)※健保組合補助あり:22,000円
  • 自動車税(2台分):45,000円
  • 固定資産税:150,000円
  • 生命保険(2人分):166,000円
  • 任意保険(2台分):81,000円
  • 中学進学関連(子ども部屋の家具、スマホ、自転車):170,000円
  • 家族旅行(2回):500,000円
  • エアコン(2台):250,000円
  • 軽の車検、タイヤ交換:120,000円
  • その他(夫の特別お小遣い、ふるさと納税など):140,000円

合計で170万円超。(昨年が約113万円)

特別費は年によってかなり差が大きくなります。今年は卒業旅行で例年より旅行予算を多くとるのと、中学進学関連の購入品のため例年より高額です。

書き出した時点でだいぶ気が重くなったりもしますが、「その分、月次はしっかりと引き締めないとな…」と思うようになります。


「突発的支出」の扱いを決めておく

わが家は、現時点で使い道の決まっていない予備費は計上していません。

年の途中で「あ、これも必要になった」という出費が出たときは、それはそれでやむを得ないと思っています。予算を守ることが最優先ではないからです。

その上で、もし予算を調整するなら、わが家は次の順番で考えます。

  • 予算計上していたもので削れるものがないか探す(優先順位の入れ替え)
  • 旅行の回数やグレードを調整するなど、金額の差が出やすいところで調整する
  • それでも無理なら「今年はそういう年」と割り切る

特別費はそもそも変動しやすいもの。大事なのは、増えた理由が説明できていて、納得して使えているかどうかだと思っています。


まとめ

特別費の予算づくりは、まず分類を確認すると洗い出しやすくなります。

とはいえ、年の途中で想定していなかった支出が発生することはよくあります。その時は都度判断すれば良いという考えです。

予算を守ることがゴールではなく、家族で納得して選べていることが大事。わが家はそんな感覚で続けています。


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