夫婦で歩んだ資産形成の15年|40代になって見えてきた「お金の向き合い方」

夫婦で歩んだ資産形成15年の歴史
目次

はじめに

前回の記事では、インデックス投資15年でたどり着いた 私の投資ルールについて書きました。

今回は、個人ではなく夫婦としての資産形成についてです。

40代になると、教育費・住宅ローン・老後資金。これまで「まだ先の話」だったことが、現実として迫ってきます。

そんな中で改めて振り返ると、私たち夫婦の資産形成は結婚前から始まっていたのかもしれません。振り返れば15年。共働きで支え合いながら、節目ごとにお金のことを話し合ってきました。

今日は、そんな「夫婦の資産形成の歩み」を記録として残しておこうと思います。

道のり

結婚前から始まっていた「フラットな関係」

私たちの資産形成の始まりは、結婚前の貯蓄についての話し合いだったと思います。

結婚の話がでていた頃、お互いの貯金額をオープンにしようという話になり、ドキドキしながら打ち明けたのを覚えています。

私自身は大学卒業後、ワーキングプアかつ奨学金返済という二重苦の期間がありました。その後、大手に転職したものの「もっとお金を貯めたい」と欲が出てFXで失敗したこともありました。

📝関連記事

そんな20代でしたので、当時は頑張って貯めてはいたものの「結婚する時の貯蓄額ってこれで十分なのかな?」という不安もありました。

夫に対しては、交際時点からお金に対しては堅実なタイプだということはわかっていましたが、私と同じように奨学金を返済していましたので、どの程度貯めているのかは聞くまで全くわかりませんでした。

そして、お互いに打ち明けた結果。貯蓄額はほぼ同じ。結婚にかかるお金は自然な流れで折半することになりました。

この頃に、私たち夫婦の関係性(=フラットな関係)の土台ができたように思います。

とはいえ、これは人によって考え方が分かれるところ。独身時代の貯蓄は言わない方が良いという意見もありますし、あくまで私たちの場合はそうした、というだけです。


節目ごとに見直した夫婦の資産計画

結婚後は、共働きを基本としながらも、ライフイベントのたびにお金の流れを見直してきました。

  • 結婚時:新居費用や挙式・新居費用を折半
  • 出産時:保険の内容を見直し、教育費口座開設
  • 住宅購入時:頭金とローンの割合を決定

正社員時代は私の収入が多い時期もありましたし、今のようにフリーランスとなってからは逆に夫の収入が中心です。

でも、「どちらが多く出すか」ではなく、どう使うかを一緒に考えるという姿勢はずっと変わりません。


夫婦で歩んだ投資の15年

資産形成という意味では、夫婦で2011年から投資を始めました。

最初はお互いに少額からのスタートでしたが、2014年にNISAが始まり、さらにiDeCoも取り入れました。

私は主にインデックス投資
一方、夫は高配当株や優待株が中心です。

投資先は違っても、お互いの方向性は同じ。「預金で寝かせておくより、身の丈に合ったリスクをとりながらお金に働いてもらう」という共通認識がありました。

余談ですが、夫は日用品や食料品の買い物担当なので、優待券の使い方が上手。家族で外食する時などに「これ、優待で行こうか」と提案してくれるのが密かな楽しみ。

そんなこんなで結婚して十数年。

お互いの投資資金のためコツコツ家計から拠出してきた投資額は、それぞれ約1,000万円。それに加え、独身時代の貯蓄や、私の場合は退職金の一部も活用して今に至ります。


お互いを信頼しながら「世帯全体」で見る資産管理

私たち夫婦が少し珍しいかもしれないのは、お互いの資産内容を共有していることです。

きっかけは、私が家計全体のリスク管理を考えるようになった頃。私個人の資産だけを見ていても、現金比率や投資バランスが全体としてどうなっているかは分からない…そう気づいたのが2020年頃でした。

そこで、夫にお願いして資産の全体像を確認させてもらうようになりました。

もちろん、使い道や銘柄まで口を出すつもりはありません。ただ、世帯全体としてどれだけリスクを取っているかを把握するために、開示に協力してもらっています。

個人資産を見せることには慎重さも必要ですが、私たちの場合は今の形がちょうど良いと感じています。


40代夫婦のこれからの資産形成

これからの私たちのテーマは、大きく3つあります。

1.住宅ローンの返済計画

2017年に自宅を購入しました。10年たち住宅ローン減税がなくなるのを機に、2027年中に一括返済することを検討しています。
40代夫婦が考える住宅ローン完済のタイミング

2.子どもの中高・大学に向けた教育費の増加

これは、目下の私の関心事です。以下の記事でまとめています。
【教育費シミュレーション】中学生にかかるお金を文科省データでチェック
【教育費シミュレーション】高校生にかかるお金を文科省データでチェック
【教育費シミュレーション】大学進学には1,000万円必要?実際の平均額とわが家の備え方

3.老後を見据えた資産シミュレーション

子育て後の話も少しずつ考えなければいけません。不確定要素も多いですが、資産推移や年金額のシミュレーションをしています。

私たちにとって、「どんな暮らしがしたいか」を家族で話すことは、実はとても前向きな時間です。


まとめ

資産形成は、数字の積み上げだけではありません。夫婦での話し合いや考え方のすり合わせが、何よりの基盤になります。

お金の話は時にデリケートですが、避けずに向き合うことで、人生の方向性まで一緒に描けるようになる。それが、40代になって見えてきた「お金の向き合い方」です。

※本記事は筆者個人の経験に基づく内容であり、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。夫婦間の資産共有や投資判断は、ご家庭の方針に合わせて慎重に検討してください。


👉 資産形成のまとめページはこちら

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次