はじまりは前回の反省から
7月のある日、小6の息子と一緒に夏休み前の三者面談に行ってきました。
家庭での学習のことを一度しっかり相談したいと思っていた私は、ちょっと緊張しながらのぞみました。
というのも、1学期にあった1回目の面談は、息子がケガをしていた時期だったんです。さらに、運動会前でもあったので話題はほとんどそのことで埋まってしまい、学習面の話はほとんどできず。
でも実は、小5の終わりごろから少しずつ家庭学習を始めていて、本当はそのことを先生に相談したかったんですよね。
今回は、夏休みの過ごし方や家庭学習について、ぜひ話したいと思っていました。

先生の言葉に、息子も私も背中を押された
面談が始まってすぐ、先生は息子に向かって語りかけてくれました。
「〇〇くんは、授業中の理解も早くて、挙手はあんまりしないけど(笑)グループ活動なんかはすごく積極的だよね。
そして、今はテスト前に特別な勉強をしてないということだけど、ちゃんと点が取れていて、それは本当にすばらしいことだよ。」
そう前置きをしながら、先生は続けました。
「でもね、中学生になるとテストの形式が変わって、範囲も広くなるし、求められる力も少しずつ変わってくるんだ。
だから、小学生のうちから“毎日ちょっとずつ勉強する習慣”をつけておくと、中学になったときにとても役立つよ。」
そして、こんなアドバイスも。
「たとえば、“平日、宿題とは別に60分”を6年生中にできることを目標にしてみるといいよ。
でも、明日からすぐにやれって言われても困るよね?せっかく夏休みもあるし、少しずつ準備を始めるチャンスにしてみたらどうかな。」
私は、となりで思わず何度もうなずいてしまいました。先生が、こちらから相談する前に、まさに聞きたかったことを息子に語ってくれていたからです。
さらに、話題は「将来」についてにも広がりました。
「6年生では、将来の職業について調べたり、自分の興味のある仕事を考えたりする機会も出てくるよ。
勉強って、将来自分が“やってみたい!”と思ったことに挑戦するための“選択肢”を増やしてくれるものなんだ。
だからこそ、今、少しずつ勉強しておくことは、未来の自分のためになるんだよ。」
息子にやさしく、まっすぐに伝えてくれる先生の言葉。
これまで私が家庭学習を始めるときなど、折に触れて息子と何度も話してきたことと同じ。
母は心の中でガッツポーズ。

完全に解釈一致!!
親の私にとって、これほど心強いことはありませんでした。
帰り道、息子のひと言
面談が終わって、帰り道。
私は息子に、「先生のお話聞いてどう思った?」と聞いてみました。
すると、少し照れくさそうにこう言ったんです。



やっぱり、家での勉強って、必要なんだね
うん、そうだね。
私は私なりの言葉で伝えてきたつもりだけれど、親がどれだけ言っても響かないこともある。
同じようなことを言っていても、先生の一言は説得力が違う!
こうして、先生と家庭とで、同じ方向を向いて支えてもらえていること。それは本当に親にとって安心だし、ありがたいな~としみじみ感じました。
ありがとう、先生!
そして、がぜんやる気が出てきた母でした。(でも、ほどほどにしないと子どもに嫌がられそうですね。笑)