女性管理職をやって感じたメリット・デメリット|40代ワーママのリアル体験談

目次

はじめに

女性管理職の割合はまだまだ少ない状況です。

「昇進の打診を受けたけれど迷っている」「実際にやったらどうなるのか知りたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

私自身、30代後半で子どもがまだ小さいときに課長に昇進しました。

この記事では、ワーママとして管理職を経験して実際に感じたメリットとデメリットをまとめます。


女性管理職をやって感じたメリット

働き方に自由度が増す

昇進時に「長時間労働や家庭を犠牲にするような働き方はしない」と宣言して管理職生活をスタートしました。

このあたりの経緯は、前回の記事にて書いています。

管理職になる前は子どもの保育園の送り迎えはほぼ私。その後、私が管理職になってからは、特定の曜日(夫の会社のノー残業デー)は、夫に迎えのみお願いするようになっていました。

夫にお迎えを頼める日は必要に応じてがっつり働き、そうでない日は子どものお迎えがあるので早めに帰る。

月の労働時間で考えると、残業なしのフルタイムと同じくらいになっていたと思いますが、私にはこのメリハリのある働き方が合っていました。

仕事を自分で動かしている実感

育休復帰後しばらくは肩身が狭く感じることもありましたが、管理職になってからは自分の裁量で組織を動かせるようになり、ネガティブな気持ちは薄れました。

仕事の割り振りやスケジュールをある程度自分で決められることも大きなメリットです。

給料や家庭のサポート面での変化

昇進で基本給が上がり、時短による減額もなくなりました。大きな贅沢はしませんが、家事の時短につながることに投資できるようになりました。

また、もともと協力的だった夫がさらに協力的になったことも、家庭を支える大きなメリットでした。

経営層との接点で学びが増える

役員との打ち合わせや経営方針の共有の場が増えました。やはり経営層は経験や視野が広く、学べることが多いと実感しました。会社の行方をより理解できることもプラスでした。

部下の成長を支援できる喜び

やはり、部下の成長を実感できる場面は管理職ならではの喜びです。努力が実を結んで成果を出す姿を見ると、自分の役割にやりがいを感じられました。


女性管理職をやって感じたデメリット

成果へのプレッシャー

無理な働き方はしないと宣言しても、求められる成果が下がるわけではありません。
他の管理職と同じ責任を担い、短い時間で結果を出さなければならないプレッシャーは常にありました。

時間が足りず思考が浅くなる

会議・部下対応・調整業務に追われ、自分の仕事をじっくり考える時間は不足気味。もっとクリエイティブに取り組みたいのに…と悩むこともありました。

特に、不測の事態が起きると時間不足の影響は大きく、時間のやりくりは常に大変でした。

全員が応援してくれるわけではない

多くの人が励ましてくれた一方で、なかには冷ややかな態度をとる人も。敵意を向けられるほどではないですが、気にせず流す心構えが必要でした。

休みにくさ・体調管理の難しさ

昇進前に一番心配だったのが「休みにくいのでは」という点です。
実際には、子どもの体調不良や保育園・学校の用事などで休むことに大きな問題はありませんでした。

一方で、自分の体調不良ではなかなか休めず無理をしたことも。結果的に大事な場面で穴をあけた経験もあり、働き方を見直すきっかけになりました。

経営からの無理な要請

経営層に近い立場になった分、現場にとって難しい要請をどう処理するかに頭を悩ませることもありました。部下との板挟みになることも多く、この点は新しいストレス源だったと感じます。


まとめ

女性管理職として働くことには、自由度や成長のチャンスといった大きなメリットがある一方で、成果へのプレッシャーや時間不足といった現実的な苦労もあります。

私自身は「無理な働き方はしない」と決めて昇進を受けましたが、それでも日々のやりくりや葛藤はありました。大切なのは、完璧を目指すのではなく、自分なりに納得できるスタイルを模索し続けることだと思います。

これから管理職を目指すワーママの方には、メリットとデメリットを冷静に見極めながら、自分にとってどんな働き方が心地よいのか考えてほしいです。選択肢はひとつではありません。


📌 私のワーママ管理職体験記はこちら

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