はじめに
前回、<前編> と <後編>の2つの記事で私の個人資産を公開しました。


どうやって資産を築いたのか、そんな疑問を感じた方もいらっしゃるかもしれません。
正直に言うと、私は最初から堅実な投資をしてきたわけではありません。むしろ、資金が少なかったころに派手に失敗して、痛い思いをして、そこから学んだタイプです。
今の私の個人資産は約3500万円。フリーランスという不安定な働き方を選べたのも、この資産の存在が大きな支えになっています。
その原点は、ある経済評論家の本との出会いでした。
今日は、なぜ私がインデックス投資を始めて、今の資産を築けたのか。そのきっかけを振り返ってみたいと思います。
山崎元さんの本との出会い

私が投資を始めたのは20代のころ。社会人になって数年たち、節約して貯めたお金を増やしたいと思ったのがきっかけでした。
当時、節約系ブログをよく参考にしていたのですが、その界隈では「FXで稼げる」という話題が流行っていました。
私もついついそこに手を出してしまったんですよね…。
最初は少し増えたんです。でも、そのあとすぐにリーマンショック…。
その後、FXのポジションを数年 塩漬けすることになるのですが、その間に結婚が決まり、「これからはもっと堅実に、長期的に資産を作らなければ」と思うようになったんです。
📌このときの失敗談は以下の記事にまとめています。

そんなときに出会ったのが、経済評論家の故・山崎元さんの書籍でした。
(私が2011年に購入した書籍はもう販売していないようなので、同じ内容であるこちらを紹介しています。)
山崎さんの本は、ほんとうに衝撃でした。
難しい理屈ではなく投資手法は非常にシンプル、しかも、結論をもったいつけず本の冒頭からズバッと書いてある。投資初心者の私でも「なるほど、こうすればいいのか」とすぐに理解できたんです。
株価や為替を予想するのではなく、長期で市場全体に投資してコツコツ積み上げていく。まさに自分に向いていると思いました。

これなら自分にもできるかもしれない
そう思わせてくれた本でした。私はこうして「インデックス投資」という手法に出会ったのです。
あれから14年、振り返って思うこと
本と出会ってから14年。
ずっと順調にコツコツとインデックス投資を続けてきたかというと、そうではありません。
途中で「やっぱり個別株のほうが儲かるんじゃない?」と気持ちが揺れたり、積立を中断してしまったり。せっかく学んだのに、実際には中途半端な投資の仕方をしてしまった時期もありました。
正直、「あの時、本の通りに淡々と続けていればもっと利益が出ていたんだろうな」という後悔はあります。
📌私の失敗談(2つ目)は以下の記事にまとめています。


でも、それでもここまで資産を築けたのは、この本が投資の軸を与えてくれたから。迷ってもまた戻ってこれたのは、あのときの学びがあったからだと思います。
これからと、子どもに伝えたい本
私はこれからもインデックス投資をメインに続けるつもりです。フリーランスという働き方を支えてくれる安心材料でもあるからです。
そして、子どもが大きくなったらぜひ読んでほしいと思っている本があります。山崎さんが、亡くなる前に書かれた著書です。山崎さんが、亡くなる前に書かれた著書です。
お金のことだけでなく、人生や幸せの考え方までつづられていて、投資の本を超えて「生き方の本」と言える内容。
「生き方」の部分は、私とは少し違うところもあるけれど、将来、子どもに伝えるときの言葉のヒントにもなる気がしています。
まとめ
私が3500万円の個人資産に到達できたのは、
- FX投資の大失敗から学んだこと
- 山崎元さんの本との出会い
- 迷ってもまたインデックス投資に戻ってこれたこと
この3つが大きな理由です。
正解を知っていても、実際に続けるのは難しい。でも、そんな遠回りをしながらも、私は少しずつ資産を築いてきました。
これからも、派手さはなくても、自分に合ったやり方でコツコツと続けていきたいと思っています。
免責・プライバシーに関する注記
本記事は筆者個人の経験談であり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。なお、画像・本文の無断転載はお控えいただくようお願いいたします。