はじめに
私は現在、フリーランスとして働きながら、夫と小6の子どもと暮らす40代の母です。
前回は「中学生にかかる教育費」について文科省データをもとにシミュレーションしました。

教育費は入学時の制服代や塾代など、特別費としてまとめて必要になる支出が多いのが特徴です。
一方で、もう一つ忘れてはいけないのが生活費の底上げです。毎月の食費や被服費、お小遣いなどが少しずつ増えていきます。
今回は、わが家の見積もり方法を紹介します。
教育費と生活費の違い

教育費はまとまって必要な支出ですが、生活費は「年々じわじわ増える支出」です。
中学になると予想されることとして、
- 食費アップ
- 成長に合わせて服・靴の買い替えが増える
- お小遣いも中学生基準に上がる
など、月ごとの支出が自然に増えていくことがあげられます。
わが家の見積もり方法
わが家では、一年に一度「ライフプランニングシート」を作成する際に生活費は毎年、昨年比3%増と設定しています。
内訳は以下の通りです。
- インフレ:2%
- 子ども分の生活費増:1%
ざっくりですが、今後の家計を考えるうえでちょうどよい目安になっています。
実際のわが家の支出推移を見ても、この「昨年比3%増」という設定は大きく外れていません。(下のグラフは、2013年から2024年までのわが家の支出の推移です。)
📉 わが家の支出額の推移(2013〜2024年)

2013年(子どもが生まれる前)は277万円
2024年(子どもが小学生)は380万円。
途中には「保育園が高かった時期」や、管理職時代に「時間をお金で買っていた時期」もありますが、私が会社員を辞めた後は生活も落ち着いたため、2013年と比較した2024年の支出額は、年3%の上昇(オレンジの線)とほぼ一致しています。
その結果からみると、この3%増は現実的なラインだと感じています。
子どもが増えたことによる支出の推移や内訳については、こちらの記事で詳しく書いています。

シミュレーション例
話を戻して、中学生になった場合の生活費のシミュレーションについて。
2025年上半期の実績では、わが家の生活費(住宅ローンや特別費を除く部分)は月30万円程度でした。

これを基準に年3%増で見積もると、
- 1年後:約31万円
- 3年後:約33万円
- 5年後:約35万円
- 10年後:約40万円
項目ごとに細かく管理はしていませんが、生活費の総額が毎年3%程度上がるとわかっているだけで、安心して備えることができます。
まとめ
教育費がまとまった支出として大きくなる一方で、生活費も中学以降は確実にじわじわ増えていきます。
- 教育費の大型出費は「特別費」として備える
- 生活費は「全体で年3%増」として見積もる
この2つでシンプルに考えておけば、ライフプランの見通しは立てやすくなると思います。
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